TABDMP1
バルクデータエントリ モード減衰を固有振動数の表形式関数として定義します。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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TABDMP1 | TID | TYPE | FLAT | ||||||
f1 | g1 | f2 | g2 | f3 | g3 | f4 | g4 | ||
f5 | g5 | etc. | etc. | etc. | etc. | etc. | etc. |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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TABDMP1 | 2 | ||||||||
2.5 | 0.01057 | 2.6 | 0.1362 | ENDT |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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TID | 表識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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TYPE | 減衰単位のタイプ。
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FLAT | 表内の指定されたx値範囲外のy値の処理方法を指定します。
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単位時間あたりのサイクル数で表される固有振動数値。昇順または降順のいずれかで指定する必要があります。 エントリで使用される2つのフィールドのいずれかにSKIPを配置することによって無視することができます。 デフォルトなし(実数 ≥ 0.0) |
||
減衰値。 エントリで使用される2つのフィールドのいずれかにSKIPを配置することによって無視することができます。 デフォルトなし(実数) |
コメント
- モード減衰表は、サブケース情報セクションでSDAMPINGエントリを使用して選択する必要があります。この形式の減衰は、モーダル過渡解析、モーダル法による周波数応答解析、モーダル複素固有値解析、および応答スペクトル解析でサポートされています。
- METHODステートメントはSUBCASE内に存在する必要があります。
- 例えば、図 1では、ポイント ~ 間でのみ不連続性が許可されます。また、不連続点において を評価した場合は、 の平均値が使用されます。図 1では、 における の値は、 になります。
- 少なくとも1つの継続エントリを指定する必要があります。
- 表の終わりは、最後のエントリに続く2つのフィールドのいずれかにENDTを配置することによって示されます。表の終了フラグENDTを含むエントリの後に継続行が続く場合は、エラーが検出されます。
- FLAT=0(デフォルト)の場合、TABDMP1では、次のアルゴリズムが使用されます:
(1) ここで、 は、表への入力 は、戻り値です。
表参照 は、2つの開始ポイントまたは終了ポイントを使用した表内部の線形補間および表外部の線形外挿を使用して実行されます(図 1)。表に不正なデータが入力されても、警告メッセージは発行されません。FLAT=1の場合は、範囲外の値が外挿されない点を除き、FLAT=0と同じアルゴリズムが使用されます。対応する開始または終了ポイントのy値が、範囲外のすべてのy値に使用されます。
- PARAMカード上のKDAMPオプションは、粘性減衰と構造減衰の切り替えに使用できます。デフォルトは粘性で、PARAM, KDAMPが存在しない場合に使用されます。
- KDAMP
- 結果
- 1(デフォルト)
- Bマトリックス
- -1
- matrix
- TYPEがGまたは空白の場合、減衰値の
は、次の等価な粘性減衰を単位とします:
(2) TYPEがCRITの場合、減衰値の は臨界減衰の比率 の単位になります。
TYPEがQの場合、減衰値の は倍率また品質係数Qの単位になります。これらの定数は以下の式で関係付けられます:(3) (4) - PARAM, Gの代わりにSDAMPINGが使用されている場合に、モーダル周波数応答解析またはモーダル過渡解析で同じ変位を達成するには、以下に示す手順を実行します:
- HyperMeshでは、このカードは荷重コレクターとして表されます。