CONNECT

バルクデータエントリ 指定されたトレランス内で、同じモデルの2つのセクション(フォーマット2)、またはパートおよびインスタンスモデル内の異なるパート(フォーマット1)の節点の自由度の等値化を定義します。

トレランスは、等値と見なすことができる2つの節点間の最大距離として定義されます。等値に対してすべての節点または一連の節点を選択するために、2つのフォーマットを使用できます。

フォーマット1(パートとインスタンス)

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CONNECT ID name_a name_b tol GSID        

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CONNECT 12 Cyl_Head Gaskt 0.01          

フォーマット2(一般)

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CONNECT ID     tol GSID        

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
CONNECT 12 Cyl_Head Gaskt 0.01          

定義

表 1. フォーマット1(パートとインスタンス)
フィールド 内容 SI単位の例
ID CONNECTバルクデータエントリの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
name_a 等値化処理に対して選択されているパートの名前。パート“name_a”が参照パートです。パート“name_a”内のすべての節点が検索中に考慮されます。OptiStructにより、指定された最大距離(tol)内でパート“name_b”に節点が検出されると、このような節点ペアは等値と見なされます。

デフォルトなし(文字列)

 
name_b 等値化処理に対して選択されているパートの名前。パート“name_a”内のすべての節点が検索中に考慮されます。OptiStructにより、指定された最大距離(tol)内でパート“name_b”に節点が検出されると、このような節点ペアは等値と見なされます。

デフォルトなし(文字列)

 
tol 等値と見なすことができる2つの節点間の最大距離を定義する数値を指定します。パート“name_a”内のすべての節点が検索中に考慮されます。OptiStructにより、指定された最大距離(tol)内でパート“name_b”に節点が検出されると、このような節点ペアは等値と見なされます。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
GSID オプションの節点セットID。これらの節点位置を使用して、一致する節点の検索が制限されます。これらの節点は、パート“name_a”とパート“name_b”のどちらにも属す必要はありません。

デフォルト = 空白(整数 > 0)

 
表 2. フォーマット2(一般)
フィールド 内容 SI単位の例
ID CONNECTバルクデータエントリの識別番号。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
tol 等値と見なすことができる2つの節点間の最大距離を定義する数値を指定します。GSIDフィールドで指定したすべての節点が検索時に考慮されます。OptiStructにより、相互間の指定された最大距離(tol)内で節点が検出されると、このような節点ペアは等値と見なされます。OptiStructは要素の結合性を考慮し、指定されたトレランス内の、構造的に相互に結合されていない節点のみを等値と見なします。

デフォルトなし(実数 > 0.0)

 
GSID GRIDセットID。これらの節点位置を使用して、一致する節点の検索が制限されます。これらの節点はモデルに属す必要はありません。

デフォルトなし(整数 > 0)

 

コメント:パートとインスタンス

  1. パートは、CONNECTエントリを使用する、または剛体要素を使用するという2つの方法で結合できます。RELOCおよびINSTNCEエントリを使用してパートをフルモデル内に適切に配置し、CONNECTエントリまたは剛体要素を使用して1つのパートの節点をもう一方のパートに結合できます。
  2. オプションのGSID引数が使用されている場合、このセット内の節点をモデル内の任意の位置で指定でき、節点IDが特定のパートに属している必要はありません。等値処理は、セット内の節点の位置に一致する、両方のパート内の任意の一致節点間で実行されます。
  3. このエントリにより定義される検索は、すべてのパートが最終位置で検出された後に実行されます。
  4. いずれかのパート内の同じ位置に複数の節点が存在する場合は、それらの節点のうち1つのみがCONNECTによって選択されます。これは、このような節点が剛体要素やMPCと明示的に結合されている場合は除き、通常はモデリングエラーです。

コメント:一般

  1. CONNECTエントリは、フォーマット2を使用して、パートとインスタンス以外のモデルで使用できます。この場合は、GSIDフィールドが必須です。
  2. 大きな距離(平均要素サイズと同等以上)で離れている2セットの節点間で結合の必要がある場合、GMATCHエントリをCONNECTと同様の機能で使用できます。