PBUSHT

バルクデータエントリ 汎用スプリングダンパ構造要素のプロパティ値を定義します。

フォーマット

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PBUSHT PID TYPE TID1 TID2 TID3 TID4 TID5 TID6  
    TYPE TID1 TID2 TID3 TID4 TID5 TID6  
    TYPE TID1 TID2 TID3 TID4 TID5 TID6  
    TYPE TID1 TID2 TID3 TID4 TID5 TID6  
    同様 同様            

定義

フィールド 内容 SI単位の例
PID プロパティ識別番号。PBUSHバルクデータエントリのPIDと一致する必要があります。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
TYPE 参照される続く6フィールドを識別します。任意の順序で定義できますが、PBUSH定義毎にそれぞれ1回の定義となります。 3 5 6
K
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の剛性対周波数の表参照となります。
B
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の粘性減衰対周波数の表参照となります。
GE
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の構造減衰対周波数の表参照となります。
M
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の方向質量対周波数の表参照となります。
KN
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の荷重対変位の表参照となります。
または
KSCALE
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の剛性スケールファクター対周波数の表参照となります。
BSCALE
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の粘性減衰スケールファクター対周波数の表参照となります。
GESCALE
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の構造減衰スケールファクター対周波数の表参照となります。
MSCALE
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の方向質量スケールファクター対周波数の表参照となります。
または
ANGLE
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の角度対周波数の表参照となります。
KMAG
後に続く6つのフィールドは、それぞれ自由度1から6の剛性の大きさ対周波数の表参照となります。

デフォルト値はありません。

 
TID# TABLED#エントリの識別番号。参照先表のタイプは、同じ行で指定されるTYPEキーワードによって定義されます。各行の6つの参照は、1~6の順に6つの自由度を表します。

デフォルト = 0(整数 ≥ 0)

 

コメント

  1. KBGE、およびMフィールドは、PBUSHエントリ上の同じエントリに関連付けられます。
  2. PBUSHTは、除外された自由度に対応付けられていない残差構造内のCBUSH要素からのみ参照できます。
  3. =K/KSCALEB/BSCALEGE/GESCALEM/MSCALE、およびKMAG/ANGLE は周波数応答解析専用であり、TYPE=KNは非線形解析専用です。モーダル周波数応答解析では、周波数依存は、ソリューションのモーダル解析部分ではなく、ソリューションの周波数応答部分でのみ使用されます。

    TYPE=KNの場合、引張はU > 0であり、圧縮はU < 0です。ここで、CBUSH要素座標系ではU = U(GB) – U(GA)です(GA/GBはCBUSH上の節点です)。

  4. Nastranとの下位互換性のために、すべてのPBUSHTエントリ上でGE行(TYPE=GEの行)の自由度1のフィールドのみが指定されており、すべてのPBUSHエントリ上でGE行の他の自由度が空白である場合は、各PBUSHK行上の定義済み自由度すべてに適用されるPBUSHTごとに単一の構造減衰表を想定します。いずれかのPBUSHTエントリにおいて指定のGE行に自由度1以外の自由度フィールドがある場合、GEフィールドはすべてのPBUSHおよびPBUSHTエントリ上の変数と見なされます。
  5. 回転剛性値は、ラジアンで定義された回転に基づいて入力されます。
  6. KMAG/ANGLE継続行は、剛性(K)と減衰(GE)の値のみに影響します。

    PBUSHT上でANGLEおよびKMAG継続行が両方定義されている場合は、特定の自由度について、表参照の後に、周波数依存剛性の値がKMAG*cos(angle)と等しくなり、GEがtan (ANGLE)と等しくなります。ここで、KMAGANGLEは、KMAGおよびANGLE継続行で対応する自由度テーブルから検索された剛性の大きさと角度の値です。ANGLEは度単位です。

    ANGLEが存在するもののKMAG継続行が定義されていない場合、OptiStructはエラーを返します。

  7. このカードは、HyperMesh内のプロパティとして表現されます。