バルクデータエントリ コネクター(CWELD)要素のプロパティを定義します。
フォーマット
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PWELD |
PID |
MID |
D |
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MSET |
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TYPE |
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DTAB |
TID |
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例
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PWELD |
30 |
2 |
2.5 |
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定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
PID |
プロパティ識別番号。 デフォルト無し(整数 > 0)
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MID |
材料識別番号。 1 デフォルトなし(整数 > 0)
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D |
コネクターの直径。 1 デフォルトなし(実数 > 0.0)
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MSET |
m-セットの自由度を除外するためのフラグ。
- ON
- 明示的なm-セット拘束が生成されます。
- OFF(デフォルト)
- 要素剛性マトリックスレベルで拘束が組み込まれ、明示的なm-セット拘束方程式を回避します。この選択に関係なく、全く同じ結果が得られます。
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TYPE |
結合タイプ。 2
- SPOT
- スポット溶接コネクターを示します。これを設定すると、スポット溶接疲労解析がアクティブになります。
- 空白(デフォルト)
- 一般的なコネクターを示します。
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DTAB |
溶接要素の直径は表TIDから決定されます。 |
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TID |
対応するシェル要素(シート)の最小シェル板厚の関数として溶接要素の直径を定義するTABLEDiエントリの識別番号。 3 デフォルトなし(整数 > 0)
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コメント
- 材料MID、直径D、および長さが、コネクターの6方向の剛性計算に使用されます。MIDはMAT1バルクデータエントリのみ参照できます。長さはGAからGBまでの距離です。

図 1. 溶接コネクターの長さと直径
- TYPE=SPOTであり、CWELDエントリでフォーマットPARTPAT、ELPAT、またはELEMIDが使用されている場合、CWELD要素の剛性に関する有効長は、GAとGB間の距離に関係なく、
に設定されます。
と
はそれぞれシェルAとBの板厚です。その他の場合は、直径に対する長さの割合が
の範囲内であれば、CWELD要素の有効長は真の長さ(GAとGB間の距離)です。Lがこの範囲を下回っている場合、有効長はLe =
0.2Dに設定され、Lがこの範囲を上回っている場合、有効長はLe
= 5.0Dに設定されます。
- TIDフィールドは、最小結合シェル板厚の関数として溶接直径を定義するTABLEDiエントリを参照します。
- TIDは、最小板厚値(X)および対応する溶接直径(Y)のリストで構成されています。
- 表TID参照から、最小板厚(参照用に使用されます)に対応するY(溶接直径)を取得します。
- このカードは、HyperMesh内のプロパティとして表現されます。