SOLVTYP
サブケース情報エントリ 静解析および動解析のソルバーを選択するために使用されます。
フォーマット
SOLVTYP = option
定義
引数 | オプション | 内容 |
---|---|---|
option | <SID> |
|
コメント
- 1つの線形サブケース、非線形静的サブケース、および動的サブケースで定義できるSOLVTYPエントリは1つだけです。
- このエントリを最初のサブケースより前に指定した場合、適合するすべてのサブケースに適用されます。サブケースタイプとソルバーの適合性のより詳細につきましては、SOLVTYPバルクデータエントリをご参照ください。
- サブケースにSOLVTYPが存在する場合、バルクデータで参照されるSOLVTYPによって指定されたソルバーが、サブケースの適合するセクション、または対応するサブケース全体の解析で使用されます。このオプションは、ソルバーの複数の前処理や収束基準などの代替設定を定義するために使用できるSOLVTYPバルクデータエントリを選択します。
- 最適化で、応答のDRESP1, RTYPE = DISP、LAMA、STRESS、STRAIN、CSTRESS、CSTRAIN、CFAILURE、またはFORCEが存在する場合は、ソルバーが自動的に直接法ソルバーに戻されます。
- 反復ソルバーは、前処理付き共役勾配ソルバーです。デフォルトは、因子化された近似逆行列前処理法です。このソルバーはSMPでも 並列化されます。
- 反復ソルバーのパフォーマンスは、剛性マトリックスの条件により異なります。小規模なソリッドモデルの場合、反復ソルバーは1つの線形静的サブケースに対してメモリ使用量と経過時間の点で直接法ソルバーよりもはるかに優れたパフォーマンスを発揮する場合があります。複数の線形静的サブケースでは、反復ソルバーのパフォーマンスが直接法ソルバーよりも低い場合があります。分岐点となるサブケースの数は約4~6個です。パフォーマンスは、モデル、ハードウェア、およびオペレーティングシステムに左右され、システム負荷の影響によっても変わる可能性があります。