INISTRS

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 非線形静解析の要素の初期応力を定義します。

フォーマット

INISTRS = option

定義

引数 オプション 説明
option <<varname>FOURIER</varname>>

デフォルト値はありません。

SID
INISTRSまたはISTSADDバルクデータエントリのセットID。

コメント

  1. サブケース情報セクションで選択しない限り、INISTRSおよびISTSADDバルクデータエントリが使用されることはありません。
  2. INISTRSおよびISTSADDは、前の非線形サブケースから継続していない非線形サブケースによってのみ選択されます。
  3. 初期応力が適用される際、その構造の初期状態は通常平衡状態ではありません。これは、初期応力の入力が、いくつかの応力に関するポスト処理を伴う前の解析の結果や、別のソフトウェアによって以前行われた解析の結果から得られる場合があるためです。平衡状態に達するために、デフォルトではINISTRSを含むサブケースに対して徐々に初期応力が適用されます。代わりにPARAM,ISTRSBAL,1を使用して、INISTRSを含むサブケースの最初の増分で初期応力を適用することもできます。
  4. 平衡に対する初期応力の影響のため、および良好に収束させるため、通常は、荷重を適用することなく、必要に応じて構造を拘束することにより、最初の平衡化サブケースとしてINISTRSを含むサブケースを設定することをお勧めします。荷重は、この最初の平衡化サブケースに続くサブケースで適用することができます。
  5. 初期応力を伴う要素の応力出力では、平衡した初期応力と荷重による変形からの寄与の両方が考慮されます。