FLLWER

サブケース情報エントリ FLLWERコマンドを使用すると、圧力荷重および集中荷重と集中モーメントの更新をアクティブ化できます。または、力が要素の変形に依存しているサブケースで、要素の節点に対する非線形反復計算ごとに、時間依存の動的荷重(TLOAD1/TLOAD2、またはTLOAD1/TLOAD2のみの線形組み合わせ)によって誘引される動的加振の振幅の更新をアクティブ化できます。

これは、大変位非線形静解析および大変位非線形過渡解析のサブケースのみに使用されます。

サポートされている荷重タイプは次のとおりです:
圧力荷重
PLOADPLOAD2PLOAD4PLOADSFPLOADE1PLOADX1およびPRSPENE
集中荷重
FORCE1FORCE2MOMENTMOMENT1MOMENT2

フォーマット

FLLWER = option

定義

引数 オプション 説明
option <SID>

デフォルト値はありません。

SID
FLLWERバルクデータエントリのセットID。

コメント

  1. サブケース情報セクションで選択しない限り、FLLWERバルクデータエントリが使用されることはありません。
  2. 大変位非線形静的サブケースまたは大変位非線形過渡サブケースにFLLWERサブケース情報エントリがあり、同時にPARAM, FLLWERがデックに存在する場合、FLLWERバルクデータエントリ(FLLWERコマンドで参照しているエントリ)で定義した追従荷重計算パラメータは、このサブケースの大域的な追従荷重設定であるPARAM, FLLWER, <-1、0、1、2、または3>よりも優先されます。
  3. FLLWER = optionを最初のサブケースより前に指定した場合、すべての大変位非線形静的サブケースまたは大変位非線形過渡サブケースに適用されます。
  4. PARAM,FLLWER, FLLWERサブケース情報エントリ、FLLWERバルクデータエントリを大変位(LGDISP)サブケースに指定していない場合でも、圧力荷重について追従効果がデフォルトで計算されます。
  5. FORCE1FORCE2MOMENT1MOMENT2の追従効果は、ユーザー指定の節点によって形成されるベクトルに基づいています。一方、FORCE/MOMENTの追従効果は、これらの節点の回転に基づいています。
  6. FORCE/MOMENTの追従効果をアクティブにするには、追加のフラグROTが必要です。詳細については、FORCE / MOMENTバルクデータエントリをご参照ください。
  7. 非線形陽解法解析(NLEXPL)の場合、追従荷重がDLOAD/TLOAD#でサポートされている対象は、すべての圧力荷重、FORCE1FORCE2MOMENT1、およびMOMENT2です。