CylindricalRollerBearing
主にラジアル荷重が作用する解析ベアリングを指定します。
クラス名
CylindricalRollerBearing
説明
ベアリングの寸法を以下に示します:
属性の概要
下の表に、CylindricalRollerBearingクラスの属性をまとめます。
Variable | 型 | 注釈 | 図の記号 |
---|---|---|---|
id | Int() | ベアリング要素の一意の識別番号。 | |
label | Str() | ベアリング要素のラベル。 | |
rm | Reference("Marker")、required=True | ベアリング要素の参照マーカー。 このマーカーは、ベアリングの中心を指します。 ベアリングの向きを定義します(参照マーカーのz軸はベアリングのアキシャル軸です)。 rmパートは常に系のハウジング上に存在する必要があります。 |
|
number_of_rollers | Int(required=True) | ベアリング内の転動体の数。 | |
pitch_diameter | Double(required=True) | ベアリングのピッチ円直径。 | dp |
width | Double(required=True) | ベアリングの幅。 | b |
inner_diameter | Double(required=True) | ベアリングの内径。 | d |
inner_shoulder_diameter | Double() | 内輪肩径。デフォルト値は、ピッチ円直径と内径の関数として内部的に計算されます。 | d1 |
inner_density | Double() | 内輪密度。デフォルト値は、系の単位に基づいて内部的に計算されます。AISI 52100鋼鉄がデフォルトの材料として選択されています。 | |
outer_diameter | Double(required=True) | ベアリングの外径。 | D |
outer_shoulder_diameter | Double() | 外輪肩径。デフォルト値は、ピッチ円直径と外径の関数として内部的に計算されます。 | D1 |
outer_density | Double() | 外輪密度。デフォルト値は、系の単位に基づいて内部的に計算されます。AISI 52100鋼鉄がデフォルトの材料として選択されています。 | |
roller_diameter | Double(required=True) | 転動体の直径。 | dr |
roller_length | Double(required=True) | 転動体の長さ。 | L |
roller_density | Double() | 転動体の密度。ケージパート質量 / 慣性プロパティは、転動体のプロパティから計算されます。デフォルト値は、系の単位に基づいて内部的に計算されます。AISI 52100鋼鉄がデフォルトの材料として選択されています。 | |
bearing_clearance | Double(0.0) | ベアリングラジアルクリアランス。 各ベアリングに正しいクリアランスを適用します。 |
|
effective_roller_length | Double(required=True) | 転動体有効長(接触が発生する長さ)。 | |
rotating_bearing | Bool (True) | ベアリングが回転していると仮定するかどうかを定義するフラグ(振動数の発生を特定するのに役立ちます)。 | |
friction_torque | Bool (False) | ベアリングの摩擦トルクをアクティブにするフラグ。 | |
simplified_graphics | Bool (False) | ベアリング内に簡易輪を作成するフラグ(設計反復でファイルを縮小するのに役立ちます)。 | |
damping_force | Bool (True) | ベアリング内の減衰力をアクティブにするフラグ。 | |
axial_constraint | Bool(False) | 内輪と外輪間の軸方向拘束をアクティブにするフラグ。これにより、リブからの反軸力の欠如が補われます。 | |
output_rm | Reference("Marker") | 出力結果が書き込まれる参照マーカーを定義します。 これは、計算参照マーカーに影響しません。 デフォルト値は、定義されたベアリング参照マーカー(rm)です。 |
|
damping_factor | Double(0.1) | ベアリングの減衰係数。この値は次の範囲にする必要があります:
|
|
lubricant_viscosity | Double(0.0) | cSt単位のベアリングの潤滑剤粘度。摩擦トルクの正しい計算のデフォルト値を変更します(摩擦トルク計算に使用されます)。 | |
lubrication_method | Enum ("grease oil_mist oil_bath oil_jet", default="grease") |
ベアリングの注油方式(摩擦トルク計算に使用されます)。 | |
transition_velocity | Double(0.1) | 摩擦トルクの遷移区間を定義する角速度。[rad/sec]。 | |
inner_connection_part | Reference("Part", required=True) | 内輪が接続されるパート。 | |
outer_connection_part | Reference("Part", required=True) | 外輪が接続されるパート。 | |
na | Int(60) | 輪のグラフィックスの外周内の節点の数を定義するパラメータ。 | |
nc | Int(6) | 輪のグラフィックスの軌道内の節点の数を定義するパラメータ。 | |
no | Int(2) | 輪のグラフィックスの幅内の節点の数を定義するパラメータ。 |
例
b = CylindricalRollerBearing(
id=1,
label='bearing',
rm=Marker(part=ground),
number_of_rollers=12,
pitch_diameter=36,
width=13.0,
inner_diameter=25.0,
inner_shoulder_diameter=30.5,
inner_density=7.85e-06,
outer_density=7.85e-06,
outer_diameter=47.0,
outer_shoulder_diameter=38.8,
roller_diameter=5.5,
roller_length=5.67,
roller_density=7.85e-06,
bearing_clearance=20e-3,
effective_roller_length=5.0,
rotating_bearing=True,
friction_torque=True,
damping_force=True,
damping_factor=0.1,
lubricant_viscosity=80,
lubrication_method='grease',
inner_connection_part=b_shaft,
outer_connection_part=B_Ground,
)