Organizeパネル

Organizeパネルは、コレクター、インクルードファイル、またはパート間でデータ(エンティティ)をコピー / 移動することにより、ユーザーのデータベースを整理(再編)するのに使用します。

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Collectorsサブパネル

Collectorsサブパネルは、要素、荷重、座標系などのエンティティを、対応するコンポーネント、荷重コレクター、システムコレクターなどに再編します。
オプション 動作
entity switch コピー / 移動するエンティティタイプを選択し、セレクターで対象エンティティを選択します。現在のコレクターがデフォルトの保存場所になります。
  • 要素は、コンポーネントコレクターまたはグループにコピー / 移動することができます。
  • ライン、サーフェス、ソリッド、ポイント、およびコネクターは、コンポーネントコレクター内にコピー / 移動できます。
  • 荷重(境界条件)と式は荷重コレクター(loadcol)にコピー / 移動できます。
  • 座標系は、システムコレクター(syscol)にコピー / 移動することができます。
  • ベクトルは、ベクトルコレクター(vectorcol)にコピー / 移動することができます。
  • ビーム断面はビーム断面コレクター(beamsectcol)にコピー / 移動することができます。
  • エリプソイド、マルチボディジョイント、マルチボディプレーンはマルチボディコレクター(multibody)にコピー / 移動することができます。
  • elemsを選択した場合、スイッチを選択して選択モードを変更します。
elems
個々に要素を選択、またはコンポーネントやサーフェスに含まれるすべての要素を選択します。


図 1. 例:要素選択
face
2Dおよび3Dフェイス上のすべての要素を選択します。非連続性が2Dフェイスに存在する場合、その非連続性の合間の要素のみが選択されます。


図 2. 例:フェイス選択
2D faces ext
非連続性を含む2Dフェイス上のすべての要素を選択します。


図 3. 例:2DフェイスExt選択
dest component /dest group 選択したエンティティを移動するコレクターを選択します。

エンティティスイッチを要素に設定した場合、コンポーネントまたはグループのどちらかを選択します。

face angle / individual selection
face angle
要素エッジを共有するファセットの法線間の角度です。ファセットは、シェル要素自身またはソリッド要素のフェイスの1つです。三角形ファセットの法線は、3つの角の頂点で定義された平面の法線です。一方、四角形ファセットは、2つの対角点の間のクロス積を取ることによって計算されます。四角形に対する特別な処理は、ひずみのある形状は平面に完全に沿わないことを考慮するためです。
individual selection
フェイス上の個々の要素、または要素の個々のフリー / 共有エッジを選択します。

Includesサブパネル

Includesサブパネルは、要素、コンポーネント、荷重、材料などモデル内のすべてのエンティティを、組み込みファイルまたはマスターモデルに再編します。
注: インクルードファイルをサポートおよび保存するソルバー(OptiStructNastranLS-DYNAなど)について有効です。
このオプションを使用すると、1つのモデルを様々なインクルードファイルに再編 / 仕分けし、それらに応じてエクスポートすることが可能となります。
オプション 動作
(エンティティスイッチ) このスイッチで、移動するエンティティタイプを選択し、セレクターでインクルードに移動するエンティティを選択します。
nodesまたはelemsを選択した場合、スイッチを選択して選択モードを変更します。
Nodes
nodes
個々の節点を選択します。


図 4. 例:節点選択
face
2Dおよび3Dフェイス上のすべての節点を選択します。非連続性が2Dフェイスに存在する場合、その非連続性の合間の節点のみが選択されます。


図 5. 例:フェイス選択
2D faces ext
非連続性を含む2Dフェイス上のすべての節点を選択します。


図 6. 例:2DフェイスExt選択
loops
穴の境界線のような、フリーな閉じられたループ上の節点をすべて選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 7. 例:ループ選択
free edge
要素のフリーエッジ上のすべての節点を選択します。非連続性がエッジに存在する場合、その非連続性の合間のフリーエッジ上の節点のみが選択されます。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 8. 例:フリーエッジ穴
free edges ext
非連続性を含む要素のフリーエッジ上の節点をすべて選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 9. 例:フリーエッジExt選択
edge
フリーエッジ上または要素の共有エッジ(buttジョイント、L/cornerジョイント、Tジョイント)のすべての節点を選択します。非連続性がエッジに存在する場合、その非連続性の合間のエッジ上の節点のみが選択されます。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 10. 例:エッジ選択
edges ext
フリーエッジ上または不連続となる要素の共有エッジ(buttジョイント、L/cornerジョイント、Tジョイント)のすべての節点を選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 11. 例:エッジExt選択
Elements
elems
個々に要素を選択、またはコンポーネントやサーフェスに含まれるすべての要素を選択します。


図 12. 例:要素選択
face
2Dおよび3Dフェイス上のすべての要素を選択します。非連続性が2Dフェイスに存在する場合、その非連続性の合間の要素のみが選択されます。


図 13. 例:フェイス選択
2D faces ext
非連続性を含む2Dフェイス上のすべての要素を選択します。


図 14. 例:2DフェイスExt選択
dest 選択したエンティティを移動するインクルードを選択します。
move (nodes, elements, systems, vectors, loads and equations, beamsections) 選択した親コレクターとともに追加で移動するエンティティ(nodes、elements、systems、vectors、loads and equations、またはbeamsections)。
デフォルトでは、このオプションは選択されています。オフにした場合、上記の各種エンティティは、選択されたコレクターとともに移動しません。
注: エンティティセレクターが、システムコレクター、ベクトルコレクター、荷重コレクター、ビーム断面コレクター、グループ、またはコンポーネントに設定されている場合のみです。
face angle / individual selection
face angle
要素エッジを共有するファセットの法線間の角度です。ファセットは、シェル要素自身またはソリッド要素のフェイスの1つです。三角形ファセットの法線は、3つの角の頂点で定義された平面の法線です。一方、四角形ファセットは、2つの対角点の間のクロス積を取ることによって計算されます。四角形に対する特別な処理は、ひずみのある形状は平面に完全に沿わないことを考慮するためです。
individual selection
フェイス上の個々の要素、または要素の個々のフリー / 共有エッジを選択します。
edge angle
与えられたフェイスに沿ったエッジを分割します。エッジ角度が180度の場合、エッジはフェイスの連続境界となります。これより小さい値の場合、セグメント間の角度が指定した値を超えた場合でも境界エッジは分割されます。セグメントは、1つの要素のエッジです。
重要: これは、セレクターがnodesに設定されており、更に選択モードが、free edges、free edges ext、edges、またはedges extのいずれかに設定されている場合にのみ有効です。

Partsサブパネル

Partsサブパネルは、コンポーネントをパートに分類および移動するのに使用します。
オプション 動作
entity switch 移動するコンポーネントを選択します。
dest module 選択したコンポーネントを移動するパートを選択します。

実行ボタン

ボタン 動作
move 選択したエンティティを指定したコレクター、インクルード、またはモジュールに移動します。
copy 選択したエンティティを指定したコレクターにコピーします。これにより、元のコレクターと新たなコレクターの両方にデータが含まれます。

インクルードファイルまたはモジュールに、エンティティはコピーできません。

reject 最後に行ったコピーまたは移動操作を取り消します。
locate どのインクルードファイルにエンティティが属するかを確認するためのデータベース照会を行います。

このオプションを使用するため、locateをクリックし、モデリングウィンドウからエンティティを1つ選択します。dest欄に、選択された要素が属するインクルードが表示されます。

return パネルを終了します。