Dependencyパネル

Dependencyパネルは、複数の拘束条件またはmpc(複数ポイント拘束条件)によって削除された自由度を持つ節点を検索するのに使用します。解析の前にこのような従属性を特定して修正することにより、結果エラーを無くすことが可能となります。

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図 1. 修正前
 


図 2. 修正後
注: 複数の拘束条件または複数ポイント拘束条件を有する節点は、仮の節点マークに置かれます。複数の拘束条件またはMPCは、多くのソルバーにおいて解析時のエラーの原因となる可能性があります。個々の状況を評価し、必要に応じて修正する必要があります。剛体要素の場合、要素の独立節点と従属節点を入れ替える、または従属節点を移動することで問題が解決されることがあります。

パネルオプション

オプション 動作
entity selector 従属性を確認したいエンティティを選択します。スイッチを使って、コンポーネント単位または要素単位での選択のいずれかを切り替えることができます。
elemsを選択した場合、スイッチを選択して選択モードを変更します。
elems
個々に要素を選択、またはコンポーネントやサーフェスに含まれるすべての要素を選択します。


図 3. 例:要素選択
face
2Dおよび3Dフェイス上のすべての要素を選択します。非連続性が2Dフェイスに存在する場合、その非連続性の合間の要素のみが選択されます。


図 4. 例:フェイス選択
2D faces ext
非連続性を含む2Dフェイス上のすべての要素を選択します。


図 5. 例:2DフェイスExt選択
dependency 確認が実行され、選択されたエンティティ内の複数拘束またはMPCが与えられているものがハイライトされます。
face angle / individual selection
face angle
要素エッジを共有するファセットの法線間の角度です。ファセットは、シェル要素自身またはソリッド要素のフェイスの1つです。三角形ファセットの法線は、3つの角の頂点で定義された平面の法線です。一方、四角形ファセットは、2つの対角点の間のクロス積を取ることによって計算されます。四角形に対する特別な処理は、ひずみのある形状は平面に完全に沿わないことを考慮するためです。
individual selection
フェイス上の個々の要素、または要素の個々のフリー / 共有エッジを選択します。