Element Cleanupパネル

Element Cleanupパネルは、Quality Indexパネルまたは別の基準値ファイルからの要素品質基準に基づいた2D要素の自動クリーンアップに使用します。

場所：2Dページ

Element Cleanupプロセス

デフォルトでは、関連する形状がクリーンアッププロセスのパートとして利用されます（存在する場合）。この状態が望ましくない場合、有限要素と形状の関係を絶つ必要があります。

クリーンアッププロセスは自動化されていますが、クリーンアップを試みるモデル上の問題のタイプや動作に影響を与える多くのオプションなどが、このパネルには含まれます。

パネルオプション

オプション	動作
anchor nodes	クリーンアップ時に変更せずに保持する節点を選択します。
consider only affected elems	クリーンアップ時に問題のあった要素のみを使用します。
Divide quads into trias (Quality Correction tab)	ねじれを修正するため、四角形要素を分割して三角形要素にすることを可能にするかどうかを指定します。
elems	クリーンアップの対象要素を選択します。
elems failing QI check	結果の要素が品質指数の基準に合格するか否かをチェックすることにより、他のオプションを制限します。例えば、このオプションがアクティブのときにreduce tria elemsを使用すると、削減される三角形要素の数は減りますが、メッシュの品質は全体的に高くなります。
Feature angle (Quality Correction tab)	必要に応じて、1Dフィーチャーの自動生成に使用するフィーチャーおよび頂点の角度を定義します。
feature edges	クリーンアップ時に変更せずに保持するフィーチャーエッジ（節点パス）を選択します。
keep connectivity with 1D/3D	クリーンアップ前に1D / 3D要素エッジと共有される2D要素エッジは、クリーンアップ時にそのまま保持されます。
Move across free edges <= (Quality Correction tab)	最小要素サイズの修正時において、フリーエッジ上の節点の移動可能な範囲を指定します。
Move across non-manifold edges <= (Quality Correction tab)	最小要素サイズの修正時において、ノンマニフォールドエッジ上の節点の移動可能な範囲を指定します。
Move across shared edges <= (Quality Correction tab)	最小要素サイズを修正するため、共有エッジ上の節点の移動可能領域を指定します。
Offset from surfaces <= (Quality Correction tab)	ねじれを修正するため、サーフェスの法線方向への移動可能領域を指定します。
reduce tria elems	三角形要素を結合して、四角形要素を作成します。fix elems failing QI checkも同時に有効にすると、三角形要素の削減は、作成される四角形要素の品質維持基準により制限されることがあります。
use adjacent elem layers	問題のある要素として認識される隣接するレイヤーの数を指定します。注: consider only affected elemsが有効のときのみ利用可能です。

実行ボタン

ボタン	動作
edit criteria	メッシュの品質基準値（QI）の定義を可能にするCriteria File Editorを開きます。
edit parameters	節点がサーフェスのエッジまたは法線からどの程度離れることが可能かどうかなどのパラメーターを指定することができるParameters File Editorを開きます。以下のパラメーターが考慮されます。 Move across shared edges, max dist Move across free edges, max dist Offset nodes from surfs, max dist Divide quads into trias Feature angle during element cleanup Folding angle 注: 形状から節点が離れた場合、関連性は保持されません。従って要素のクリーンアップを連続して行った場合、予期しない結果を得ることがあります。
cleanup	現在指定されている設定を用いて、選択された要素にクリーンアップを実行します。
reject	最後に行われたクリーンアップ操作を取り消します。その間にこのパネルから離れていないことが前提です。
review	パネル、Criteria File Editor、およびParameters File Editorで定義された設定に関連する要素のみを表示します。
return	パネルを終了します。