HyperMorphモジュール

HyperMorphモジュールは、メッシュの歪みを最小に抑えつつ、論理的、実用的、直感的な方法でモデルに変更を加えるのに使用します。

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HyperMorphはさまざまなタイプのモーフィングをサポートしています。
グローバルドメインとハンドル
ハンドルをパートの交差箇所などモデル内の任意の位置に置き、ハンドル間のメッシュの引き伸ばしや縮小によりモデル形状を変更します。
この方法は、空間フレームに最適です。
ローカルドメインとハンドル
メッシュの長さ、角度、半径、円弧の角度、および一般的な各種形状変更に使用可能なドメインとハンドルのフレームワークを作成します。
この方法は、パラメトリックな変更に最適です。
モーフボリューム
メッシュを1つまたは複数の変形可能な3Dブロックで囲みます。各ブロックは"モーフボリューム"("mvol"と短縮されることが多い)と呼ばれ、その境界内でのメッシュの動きを抑制します。これらブロックの形状を変えることによって、メッシュの形状を変更できます。
この方法は複雑なモデルに単純な変更を加えるのに適しています。
Freehand
追加のエンティティ(ドメインやモーフボリュームなど)設定を予め行う必要なしにメッシュに直接モーフィングを適用します。
この方法は新規ユーザーが任意に迅速なカスタム変更を行う際に理想的です。

これらのHyperMorphの各プロセスでは、共通の基本的な機能、例えば、制限なしの取り消し、自動要素品質チェック、自動メッシュスムージング、自動リメッシング、モーフィング拘束条件などがサポートされます。さらに、それぞれのアプローチは、別々に、もしくはそれぞれを組み合わせて使用することが可能で、これによってモデルに対する制御の自由度が上がります。

HyperMorphモジュールのパネルは、その機能によって4列に分類されています。
  • 最初の列には、モーフィングに影響を与える機能が含まれています:Constraints、Systems、Symmetry、およびShapes。
  • 2列目には、モーフィングエンティティの作成および修正のための方法を提供する方法が含まれています:Morph Volumes、Domains、およびHandles。
  • 3列目には、メッシュのモーフィングを行うための各種パネルが含まれています:Morph、 Map to Geom、およびFreehand。
  • 4列目には、Morph Optionsパネルが含まれています。

ユーザーはまず最初に、Domainsパネルに進んでグローバルまたはローカルドメインとハンドルを作成するか、Morph Volumesパネルに進んでモーフボリュームを作成するか、もしくはFreehandまたはMap to Geomパネルでメッシュを直接モーフィングします。ドメイン、ハンドルおよびモーフボリュームを使ったモーフィングはMorphパネルでハンドルを動かすことによって、また、Map to Geomパネルでドメイン、節点、要素またはモーフボリュームエッジを形状エンティティにマッピングすることによって行われます。Freehandパネルは、ドメイン、ハンドルおよびモーフボリュームを持つ(もしくは持たない)モデルにも使用できます。