MBS Jointsパネル

MBS jointsパネルは、2つの局所座標系間に2つのマルチボディコレクターを結合する動的ジョイントを定義するのに使用します。作成されるHyperWorksエンティティはmbjoint(マルチボディジョイント)です。

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このパネルには、organize systems オプションが含まれます。ジョイントの作成の際にこのオプションがアクティブ(デフォルト)である場合、2つの座標系コレクターが自動的に作成され、ジョイントの局所座標系は、対応するコレクターに置かれます。ジョイントの局所座標系は通常全体空間と一致するため(必ずしもそうでなければならない訳ではない)、organize systemsオプションは、各ジョイント座標系への簡単なアクセスを可能とします。

一致するジョイントの座標なしにジョイントを作成する際は、エクスポートされるモデルはHyperWorks内のモデルを反映しない場合があるため、注意が必要です。

card image=欄(ソルバーインターフェースによってはtype=欄になるものがあります)でカードイメージを割り当てることで、ジョイントのタイプを定義します。カードイメージが割り当てられていない場合、自由度はすべてアクティブとなります。

使用可能なジョイントのタイプは、ソルバーインターフェースで読み込んだテンプレートファイルによって異なります。

mbjointエンティティが作成される際、座標系の階層を次のように作成します:
  1. 子マルチボディコレクターの座標系を、ジョイントの子座標系を基準とした座標系にします。
  2. ジョイントの子座標系を、ジョイントの親座標系を基準とした座標系にします。
  3. ジョイントの親座標系を、親のマルチボディコレクターの座標系を基準とした座標系にします。

Deleteパネルでmbjointエンティティを削除すると、ジョイントの子座標系は全体座標系を基準とした座標系になります。

Createサブパネル

Createサブパネルは、MBSジョイントを作成するのに使用します。
オプション 動作
name = 新しいジョイントの名称を指定します。
card image =/type = カードイメージを選択します。
注: ソルバーインターフェースによっては、この欄がtype =になるものがあります。
parent: color ジョイントの親エンティティの色を選択します。
parent: syst ジョイントの親の座標系を選択します。
parent: multibody / reference space
multibody
2つのボディにジョイントを結合します。
reference space
参照空間にジョイントを結合します。
mbjoint: color ジョイントの色を選択します。
child: color ジョイントの子エンティティの色を選択します。
child: syst ジョイントの子の座標系を選択します。
child: multibody ジョイントの子ボディを定義するマルチボディコレクターを選択します。
organize systs ジョイントの座標系を、新しい座標系コレクターに分割します。

Updateサブパネル

Updateサブパネルは、既存のMBSジョイントの特性を変更するのに使用します。
オプション 動作
name = 既存のMBSジョイントを選択します。
card image = /

type =

カードイメージを選択します。
注: ソルバーインターフェースによっては、この欄がtype =になるものがあります。
parent: syst ジョイントの親の座標系を選択します。
parent: multibody / reference space
multibody
2つのボディにジョイントを結合します。
reference space
参照空間にジョイントを結合します。
mbjoint: color ジョイントの色を選択します。
child: syst ジョイントの子の座標系を選択します。
child: multibody ジョイントの子ボディを定義するマルチボディコレクターを選択します。

Card Imageサブパネル

Card Imageサブパネルを使用して、既存のMBSジョイントに割り当てるカードイメージを変更します(ソルバーインターフェースによってはタイプを変更するものがあります)。
オプション 動作
name = 既存のMBSジョイントを選択します。
card image = /

type =

カードイメージを選択します。
注: ソルバーインターフェースによっては、この欄がtype =になるものがあります。

実行ボタン

ボタン 動作
create MBSジョイントを新規に作成します。
create/edit ジョイントを新規に作成し、それに割り当てられたカードイメージを編集モードで開きます。
update 選択したジョイントを変更して、現在の入力設定が使用されるようにします。
edit 現在のMBSジョイントのカードイメージを編集します。
load 選択したMBSジョイントのカードイメージを読み込みます。
load/edit 選択したMBSジョイントのカードイメージを読み込み、編集モードで表示します。
reject 最後に実行した作成または更新の操作を取り消します。
reset ジョイントの入力設定を、その初期値にリセットします。
reset all モデルにあるすべてのMBSジョイントを、その初期値にリセットします。
return パネルを終了します。