Loads Summaryツール

Loads Summaryツールは、モデルに適用されている荷重(節点ベースの荷重またはモーメント、および、節点ベースの圧力)のサマリーの生成に使用します。

場所:このツールにアクセスするには、モデリングウィンドウの右上にある検索()を使用します。Loads Summaryブラウザでこのツールが開きます。

このユーティリティは、1つまたは複数の荷重コレクターに含まれる荷重についてまとめ、デフォルトでは、グローバル原点についてこれらの荷重を足し合わせます。原点に代わって節点について荷重を足し合わせることも可能です。

圧力の成分を取り、それらを要素のフェイスの面積で掛けることにより、圧力からの荷重を計算します。対応する荷重は、フェイスの中心にかかるものとみなされます。
図 1. Summary Table

パネルオプション

オプション 動作
Select all/none/reverse
select all
リストされたすべてのコンポーネントを選択します。
none
リストされたコンポーネントを選択しません。
reverse
現在選択されているコレクターを非選択にし、選択されていないセレクターを選択します。
name filter コレクター名に基づいて荷重コレクターをフィルタリングします。

例えば、すべての荷重が、"force"で始まり、その後ろに固有の番号を有するコレクターに含まれる場合、フィルタのテキスト欄にforce*と入力することで、"force"で始まるもの以外のコレクターを非表示にすることができます。

collector list 荷重コレクターを選択します。
Result System サマリーに出力する際に参照する座標系を定義します。荷重コレクターからの値は、この座標系に変換されます。座標系が存在しない場合は、作成することができます。座標系が指定されていない場合は、全体座標系が使用されます。円筒、または球座標系の出力は、参照節点が原点にある、または結果座標系のうちの1つの主軸に沿っている場合、原点近く、また主軸に沿って妥当性が検討されます。
Summation Node 荷重とモーメントが合計される節点を定義します。デフォルトでは、全体座標の原点が使用されます。円筒、または球座標系の出力は、参照節点が原点にある、または結果座標系のうちの1つの主軸に沿っている場合、原点近く、また主軸に沿って妥当性が検討されます。
Zero tolerance その値より小さい場合、値はゼロとみなされるカットオフポイントを定義します。計算はすべて浮動小数点を使って行われ、ゼロのトレランス値は、結果の出力を制御するためのみに使用されます。このオプションは、"比較的小さい"値が結果に出力されることを回避するのに役立ちます。浮動小数点を保持するため、デフォルトは1.0e-6に設定されており、必要な場合は変更できます。
Visualize summed resultant 仮の荷重コレクターを作成し、グラフィックス領域内のグラフィカル表示用に、参照節点位置における結果合計値を表示します。

仮の荷重コレクターの色を指定するには、colorオプションを使用します。

Show summary table 瞬時に確認できるよう、結果を出力します。この一覧には、合計値、サマリー内で使用されている荷重と荷重コレクターに関する情報が含まれます。
Create .csv file サマリーテーブルと同じ情報を含んだカンマ区切りのファイルを作成します。保存には、新規ファイルまたは既存ファイルを選択することが可能で、既存ファイルを選んだ場合はそれに追加されます。それ以外の場合、新規にファイルが作成されます。