Surfacesパネル

Surfacesパネルは、様々な方法を使用してサーフェスを作成するのに使用します。

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Squareサブパネル

Squareサブパネルを使用して、2Dの正方形サーフェスプリミティブを作成します。


図 1. . この10x10のメッシュには、base節点を中心にしたsize=3の新しいサーフェスがあります。2番目のイメージでは見やすくするためにメッシュを透明表示にしています。
オプション 動作
plane and vector selector 正方形サーフェスの中心にあるbase節点と共に、正方形サーフェスが置かれたプレーンを定義します。サーフェスの法線となるベクトルを指定します。
注: 節点を選択する必要があるので、モデルに適切な節点が存在しているか、節点の選択元となるメッシュに適切な節点が存在している必要があります。Squareサブパネルには、新規に節点を作成するためのツールは含まれていません。
size 縦横の合計長さをサイズとして指定します。これらの寸法は、base節点を中心にしていることから、得られる正方形はそれぞれの方向に、中心からこの値の半分だけ伸ばしたものになります。

Cylinder Fullサブパネル

Cylinder Fullサブパネルを使用して、3Dの全円柱形状サーフェスプリミティブを作成します。


図 2. . メッシュは透明、形状は実線のフィーチャーラインに設定されています。ハイライト表示されているポイントは法線ベクトルで、円柱の灰色底面中央から円柱の高さよりも遠方へ伸びています。
オプション 動作
bottom center 円柱の底面フェイスの中心となる節点を選択します。
normal vector bottom center節点とnormal vector節点間のベクトルを選択します。このベクトルが円柱の軸となり、円柱の方向が決まります。これは、円柱の実際の高さを決めるものではありません。
Base radius 円柱の上面フェイスと底面フェイスの半径を指定します。
height 円柱の高さを指定します。

Cylinder Partialサブパネル

Cylinder Partialサブパネルを使用して、3Dの部分円柱形状サーフェスプリミティブを作成します。


図 3. . この例では、Baseを1、Heightを4、Start Angleを30、End Angleを270、Axis Ratioを1に設定しています。
オプション 動作
bottom center 円柱の底面フェイスの中心となる節点を選択します。
normal vector bottom center節点とnormal vector節点間のベクトルを選択します。このベクトルが円柱の軸となり、円柱の方向が決まります。これは、円柱の実際の高さを決めるものではありません。
major vector bottom center節点とmajor vector節点間のベクトルを選択します。このベクトルにより、部分円柱の湾曲したサーフェスを定義する弧の0度の位置が決まります。この円弧は、normal vectorの値を元に右手の法則によって引き伸ばす方向が決定されます。start angleとend angleは、このベクトルに関連して指定されます。
Base radius 円柱の上面フェイスと底面フェイスの半径を指定します。
Height 円柱の高さを指定します。
Start angle 円弧の開始位置を角度で指定します。この角度は、major vector節点から、normal vectorに基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。
End angle 円弧の終了位置を角度で指定します。この角度は、major vector節点から、normal vectorに基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。

この値とstart angleの値の差が、部分円柱の弧、つまり部分円柱の切り出し部分の弧を決定します。

例えば、start angleが15度、end angleが285度である場合、結果の円柱は、90度(1/4)がカットされた、270度の底面を持つものとなります。

Axis ratio major vectorの比率(%)を指定します。0より大きく、1以下の範囲で値を指定します。小数値は、正円ではなく楕円系の円柱を作成します。

Cone Fullサブパネル

Cone Fullサブパネルを使用して、3Dの全円すい形状サーフェスプリミティブを作成します。


図 4. . この例は、top radiusを0.5に、base radiusを3に、heightを4に設定しています。
オプション 動作
bottom center 円すいの底面フェイスの中心となる節点を選択します。
normal vector bottom center節点とnormal vector節点間のベクトルを選択します。このベクトルが円すいの軸となり、円すいの方向が決まります。これは、円すいの実際の高さを決めるものではありません。
Top radius 円すいの上面フェイスの半径を指定します。0を指定した場合円すいの頂点が作成され、0より大きい場合は円すいの上面は平らな面になります。
Base radius 円すいの底面フェイスの半径を指定します。この値は0以上を指定します。
Height 円すいの高さを指定します。

Cone Partialサブパネル

Cone Partialサブパネルを使用して、3Dの部分円すい形状サーフェスプリミティブを作成します。


図 5. . この例は、top radiusを0.5に、base radiusを3に、heightを4に、start angleを45に、end angleに320に、axis ratio を1.0に設定して作成したものです。
オプション 動作
bottom center 円すいの底面フェイスの中心となる節点を選択します。
normal vector bottom center節点とnormal vector節点間のベクトルを選択します。このベクトルが円すいの軸となり、円すいの方向が決まります。これは、円すいの実際の高さを決めるものではありません。
major vector bottom center節点とmajor vector節点間のベクトルを選択します。このベクトルにより、部分円すいの湾曲したサーフェスを定義する弧の0度の位置が決まります。この円弧は、normal vectorの値を元に右手の法則によって引き伸ばす方向が決定されます。start angleとend angleは、このベクトルに関連して指定されます。
Top radius 円すいの上面フェイスの半径を指定します。0を指定した場合円すいの頂点が作成され、0より大きい場合は円すいの上面は平らな面になります。
Base radius 円すいの底面フェイスの半径を指定します。0より大きい値を指定する必要があります。
Height 円すいの底面から上面までの高さを指定します。
Start angle 円弧の開始位置を角度で指定します。この角度は、major vector節点から、normal vectorに基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。
End angle 円弧の終了位置を角度で指定します。この角度は、major vector節点から、normal vectorに基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。この値とstart angleの値の差が、部分円すいの弧および部分円すいの"カット"部分の弧を決定します。例えば、start angleが15度、end angleが285度である場合、結果の円すいは、90度(1/4)がカットされた、270度の底面を持つものとなります。
Axis ratio major vectorの比率(%)を指定します。0より大きく、1以下の範囲で値を指定します。小数値は、正円ではなく楕円系の円すいを作成します。


図 6. . この例では、前の例からaxis ratioを0.5に変更したものです。

Sphere Center and Radiusサブパネル

Sphere Center and Radiusサブパネルを使用し、中心と半径を指定することで、3Dの球体サーフェスプリミティブを作成します。


図 7.
オプション 動作
center 球の中心となる節点を選択します。
半径 球の半径を定義します。この値、または節点(center節点から計測)によって半径を決めるかどうかの選択が可能です。

Sphere Four Nodesサブパネル

Sphere Four Nodesサブパネルを使用し、4つの節点を指定することで3Dの球体サーフェスプリミティブを作成します。


図 8.
オプション 動作
node list 節点を選択します。同一面内にある節点を選択することはできません。4つの節点を通過する最も小さい球が作成されます。4つ以上の節点が選択された場合、最初の4つの節点のみが使用されます。

Sphere Partialサブパネル

Sphere Partialサブパネルを使用して、3Dの部分球体サーフェスプリミティブを作成します。


図 9. . この例では、θの範囲を45~270、φの範囲を-90~90としています。
オプション 動作
center 球の中心となる節点を選択します。
R node center節点とR node節点間のベクトルを選択します。このベクトルが球の1番目の軸となります。
phi/theta 2番目の軸を決める節点(phiまたはtheta)を選択します。この選択によって、球の方向が最終的に決まります。
phi
φは、center節点とR node節点間のベクトル上で0度から始まり、center、R node、phiの各節点で決まるプレーン内を回転します。Thetaの軸もこのプレーンによって定義されます。centerの軸もこのプレーンによって定義されます。center node、R node、phi nodeによって決まるプレーンへのcenter節点の法線の延長ベクトル上が0度となります。
theta
θは、center節点とR node節点間のベクトル上で0度から始まり、center、R node、thetaの各節点で決まるプレーン内を回転します。Phiの軸もこのプレーンによって定義されます。centerの軸もこのプレーンによって定義されます。center node、R node、theta nodeによって決まるプレーンへのcenter節点の法線の延長ベクトル上が0度となります。
半径 球の半径を指定します。
Theta begin θの開始角度を指定します。この値は0.0から360.0の間で指定します。
Theta end θの終了角度を指定します。
Phi begin φの開始角度を指定します。この値は0.0から90.0の間で指定します。
Phi end φの終了角度を指定します。


図 10. . この例では、θの範囲を45~270、φの範囲を-30~90としています。

Torus Center and Radiusサブパネル

Torus Center and Radiusサブパネルを使用し、中心、法線方向、断面半径、外周半径を指定することで3Dのトーラス(ドーナツ型)サーフェスプリミティブを作成します。


図 11. . ハイライトされている節点が中心、黒いのが法線です。このトーラスはメジャー半径が3、マイナー半径が1。
オプション 動作
center トーラスの中心となる節点を選択します。
normal vector center節点とnormal vector節点間のベクトルを選択します。このベクトルがトーラスの軸となり、トーラスの方向が決まります。
Major radius center nodeからトーラスの外周までの半径を指定します。
Minor radius トーラスの円形断面の半径を指定します。

Torus Three Nodesサブパネル

Torus Three Nodesサブパネルを使用し、3つの節点を指定することで3Dのトーラスサーフェスプリミティブを作成します。これら3つの節点でプレーンを定義するので、同一線上にあってはいけません。トーラスはこのプレーンに直角で、major centerとminor center節点間のベクトルにエッジがのります。


図 12. . 節点は、トーラスのメジャー半径、マイナー半径、およびオリエンテーションを定義します。
オプション 動作
major center トーラスの絶対中心となる節点を選択します。
minor center トーラスの円形断面の中心となる節点を選択します。
minor radius minor center節点とminor radius節点間の距離がトーラス断面の半径となります。

Torus Partialサブパネル

Torus Partialサブパネルを使用して、3Dの部分トーラスサーフェスプリミティブを作成します。


図 13. . この例では、major radiusを3、major start/end anglesを30と270、minor radiusを1、 minor start/end anglesを -120と120に設定しています。
オプション 動作
center トーラスの絶対中心となる節点を選択します。
normal center節点とnormal節点間のベクトルを選択します。このベクトルがトーラスの軸となります。
major axis center節点とmajor axis節点間のベクトルを選択します。このベクトルによって、トーラスのプレーンが最終的に決まります。このベクトルとnormal節点の組み合わせで、トーラス全体の方向が定まります。
Major radius center nodeからトーラスの外周までの半径を指定します。
Major start angle トーラス外周(リング)の円弧開始角度を指定します。この角度は、トーラスのプレーンから、トーラスの軸に基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。
Major end angle トーラス外周(リング)の円弧終了角度を指定します。この角度は、トーラスのプレーンから、トーラスの軸に基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。この値とmajor start angle値の差が、トーラスの外側の弧、つまり部分トーラスの"カット"部分の弧を決定します。例えば、major start angleが15度、major end angleが285度である場合、結果のトーラスは、90度(1/4)がカットされた、270度の底面を持つものとなります。
Minor radius トーラスの円形断面の半径を指定します。
Minor start angle トーラス内周の円弧開始角度を指定します。この角度は、トーラス断面の中央面から、断面の中心線に基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。
Minor end angle トーラス内周の円弧終了角度を指定します。この角度は、トーラス断面の中央面から、断面の中心線に基づいて右手の法則で決まる方向に測定します。この値とminor start angle値の差が、トーラスの内側の弧、つまり部分トーラスの"カット"部分の弧を決定します。例えば、minor start angleが15度、minor end angleが285度である場合、結果の円すいは、90度(1/4)がカットされた、270度の底面を持つものとなります。

Spinサブパネル

Spinサブパネルを使用し、軸を中心として節点リストを回転することでサーフェスを作成します。


図 14.
オプション 動作
lines/node list selector 回転するラインまたは節点リストを選択します。

節点リストが指定された場合、指定された節点に沿って最初にフィットするラインが使用されます。

plane and vector selector プレーンを選択するか、回転軸となるベクトルを選択します。

ベクトルが定義、選択された場合、これが軸となります。プレーンが定義された場合、プレーンの法線が回転軸となります。

プレーンまたはベクトルの原点が回転中心となります。

Merge input lines 可能であれば入力ラインを滑らかなラインに結合し、接線に連続性があるラインを構成するグループごとにサーフェスを作成します。

入力ラインごとにサーフェスを作成し、関連性のあるサーフェスを共有エッジで接続するには、このチェックボックスをオフにします。



図 15. . 左側は、手前の面上の2つの入力ラインを残しています。右側はこれらをマージしています。
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Create in 得られたサーフェスコンポーネントの追加先を選択します。
Current Component
現在のコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。
Lines Component
選択したラインの所属先となっているコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。同じサーフェスの一部となる別々のラインが異なるコンポーネントに属している場合、結果は予測できません。
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Start angle ラインまたは節点の回転を開始する位置を角度で指定します。この角度は、右手の法則を使用して回転軸について決定されます。
End angle ラインまたは節点の回転を終了する位置を角度で指定します。この角度は、右手の法則を使用して回転軸について決定されます。トータル角度は、(end angle - start angle)で求められます。
spin+ / spin- 回転方向を定義します。
spin+
回転軸を中心として右手の法則で決まる正の方向であり、start angleおよびend angleの値が指定どおりに使用されます。
spin-
上記とは逆方向の方向であり、start angleおよびend angleの値は符号を反転して使用されます。

Drag Along Bectorサブパネル

Drag Along Vectorサブパネルを使用し、ラインまたは節点リストをベクトル方向にドラッグすることでサーフェスを作成します。


図 16. . 面上の3つの節点がベクトルを定義し(右手の法則による)、これに沿って選択されたラインがドラッグされます
オプション 動作
lines/node list selector ドラッグするラインまたは節点リストを選択します。

節点リストが指定された場合、指定された節点に沿って最初にフィットするラインが使用されます。

plane and vector selector プレーンを選択するか、ドラッグ方向となるベクトルを選択します。ベクトルが定義または選択された場合、これが正のドラッグ方向となります。面が定義された場合、面の法線方向が正のドラッグ方向となります。
Merge input lines 可能であれば入力ラインを滑らかなラインに結合し、接線に連続性があるラインを構成するグループごとにサーフェスを作成します。


図 17. 結合したライン
入力ラインごとにサーフェスを作成し、関連性のあるサーフェスを共有エッジで接続するには、このチェックボックスをオフにします。


図 18. 結合していないライン
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Create in 得られたサーフェスコンポーネントの追加先を選択します。
Current Component
現在のコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。
Lines Component
選択したラインの所属先となっているコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。同じサーフェスの一部となる別々のラインが異なるコンポーネントに属している場合、結果は予測できません。
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Distance ラインまたは節点をベクトル方向にドラッグする距離を指定します。
spin+ / spin- ドラッグ方向を定義します。
spin+
指定したベクトル方向を指定します。
spin-
逆方向を指定します。

Drag Along Lineサブパネル

Drag Along Lineサブパネルを使用し、ラインまたは節点リストを別のライン(ドラッグライン)方向にドラッグすることでサーフェスを作成します。


図 19. . この例では、白いlineが濃い灰色のline listに沿ってドラッグされ、新規サーフェスを作成します。
reference nodeとtransformation planeオプションには、以下の指定が必要です:
S
ドラッグライン(パス)の始点。ドラッグラインの終点からドラッグされるラインの頂点に最も近い点。Drag +はこの方向に従います。Drag -はこの方向と逆です。
T
Sにおけるドラッグラインの接線
R
参照節点。
B
transformation planeのベース節点。
N
transformation planeの法線ベクトル。
オプション 動作
lines/node list ドラッグするラインまたは節点リストを選択します。
節点リストを指定した場合は、指定した節点群にラインがフィッティングされたうえで、そのラインがドラッグされます。


図 20.
ラインリスト ドラッグ操作でたどるラインを選択します。これには、連続した複数のラインを指定することもできます。
Merge input lines 可能であれば入力ラインを滑らかなラインに結合し、接線に連続性があるラインを構成するグループごとにサーフェスを作成します。

入力ラインごとにサーフェスを作成し、関連性のあるサーフェスを共有エッジで接続するには、このチェックボックスをオフにします。

注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Create in 得られたサーフェスコンポーネントの追加先を選択します。
Current Component
現在のコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。
Lines Component
選択したラインの所属先となっているコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。同じサーフェスの一部となる別々のラインが異なるコンポーネントに属している場合、結果は予測できません。
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Frame mode ドラッグ中のラインをどのように移動し、回転するかを選択します。いくつかのケースでは、複雑なドラッグの実行時のみ違いが現れます。


図 21. . 四角形サーフェスのハイライトされたラインが3次元空間内の曲線に沿ってドラッグされます
fixed frame
ドラッグ中は、サーフェスに対し平行移動のみ行われます。回転は行われません。


図 22.
line tangent
fixed frameオプションによる移動に加え、ラインリストの接線の回転と同様にラインを回転します。


図 23.
frenet frame
line tangentオプションによる移動と回転に加え、曲率ベクトルの回転と同様に、ラインリストの接線軸を中心としてラインを回転します。
Frenet frameオプションは、ラインリストの曲率がスムーズではなく、大きく変化する場合は正しく機能しません。


図 24.
Reference node ドラッグする前にドラッグ(パス)ラインを移動するために使用する節点を選択します。この結果、選択した参照節点の位置でドラッグラインが実際に始まっているような結果が得られます。デフォルトは、R=S。異なるSが指定されている場合、ラインリストはS からRに定義されるベクトルによって平行移動されます。




図 25.
Transformation ドラッグの前に入力ラインを平行移動および回転するために使用するプレーンを選択します。デフォルトでは、平行移動はありません(B=R および N=T)。指定されている場合、ラインは、RからBで定義されるベクトルによって平行移動され、NからTに回転されます。


図 26. 変換プレーンの例. Rは白、Bは紫で表示されています。
drag+/drag- ドラッグ方向を定義します。
drag+
ドラッグラインの始点。ラインの頂点に最も近いライン端点です。
drag-
逆方向を指定します。

Drag Along Normalサブパネル

Drag Along Normalサブパネルを使用し、ラインをその法線方向にドラッグすることでサーフェスを作成します。
注: すべてのラインに定義された法線があるではありませんが、曲線には必ず法線があります。


図 27. 法線方向へのドラッグの例. 黄色い矢印は、選択された(白)ラインの法線方向の始まりを示します。
オプション 動作
ラインリスト ドラッグするラインを選択します。
Create in 得られたサーフェスコンポーネントの追加先を選択します。
Current Component
現在のコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。
Lines Component
選択したラインの所属先となっているコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。同じサーフェスの一部となる別々のラインが異なるコンポーネントに属している場合、結果は予測できません。
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Distance ラインをその法線方向にドラッグする距離を定義する方法を選択します。
uniform
ラインリストのラインをすべて同じ距離でドラッグします。
variable
ドラッグの開始値と終了値に基づいて、ラインリストのラインを線形にドラッグします。
Link type 入力ラインリストの曲率の方向に不連続点(180度以外)が生じている場合に、サーフェスをどのように作成するかを定義する方法を選択します。
interpolate
滑らかな移動ができるように、不連続点の両側でドラッグ方向を補間します。この場合、補間の領域に沿って、ドラッグの方向は曲率方向と異なっていきます。入力カーブの細かい凹凸によってドラッグ内に生じる増幅した揺らぎは、このオプションでスムーズにされます。
no link
入力ラインが出会うポイントにおいてオフセット方向に隙間がある場合、つなぎは挿入されません。この場合、オフセットラインは連続していないことがあります。


図 28. Interpolate


図 29. リンクなし
Switch start point デフォルトでは、ラインを選択すると矢印が表示されるチェーンの端点によってラインの始点が示されます。このチェックボックスをオンにすると、この始点を反転できます。
drag+/drag- ドラッグ方向を定義します。
drag+
選択されたカーブの曲率をベースに決まり、ラインリストの始まりの位置に矢印で表示されます。
drag-
逆方向を指定します。

Drag Along Normal from Surfaceサブパネル

Drag Along Normal from Surfaceサブパネルを使用し、ラインをそれに隣接するサーフェスの法線方向にドラッグすることでサーフェスを作成します。


図 30.
オプション 動作
lines ドラッグするラインを選択します。
注: 1つのサーフェスエッジのみ選択されます。
Create in 得られたサーフェスコンポーネントの追加先を選択します。
Current Component
現在のコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。
Lines Component
選択したラインの所属先となっているコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。同じサーフェスの一部となる別々のラインが異なるコンポーネントに属している場合、結果は予測できません。
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。
Distance ラインをそれに隣接するサーフェスの法線方向にドラッグする距離を指定します。マイナスまたはプラスの値を指定することができます。マイナスの値の場合、法線方向とは逆の距離となります。
drag+/drag- ラインをそれに隣接するサーフェスの法線方向にドラッグする距離を定義します。マイナスまたはプラスの値を指定することができます。マイナスの値の場合、法線方向とは逆の距離となります。
drag+
法線方向を指定します。distanceでマイナスの値を指定した場合、この逆の方向となります。
drag-
法線と逆の方向を指定します。distanceでマイナスの値を指定した場合、この逆の方向となります。

Ruledサブパネル

Ruledサブパネルを使用し、ライン間または節点間を線形補間してサーフェスを作成します。


図 31.
オプション 動作
line list/node list 最初のセレクターを使用して、作成するサーフェスの最初のエッジを定義します。別のセレクターを使用して、作成するサーフェスの別のエッジを定義します。

節点リストを指定した場合は、まず指定した節点群にラインがフィッティングされます。

auto reverse “ボウタイ”状のサーフェスが生成されないようにします。サーフェスの作成に使用されるラインが、元の方向とは異なる順序で配置されることがあります。これにより、ねじれた蝶ネクタイ状態のサーフェスになります。このオプションをオンにすることによって、各ラインの向きを揃えてサーフェスが作成されます。

Spline/Fillerサブパネル

Spline/Fillerサブパネルを使用し、既存のサーフェス上の穴などのギャップを埋めることでサーフェスを作成します。


図 32.
オプション 動作
entity selector スプライン領域またはフィラー領域を定義するライン、節点リスト、またはポイントを選択します。
lines
複数のラインを選択します。ラインは、結合されていないラインが最初に直線と結合される場合は閉じたループである必要はありません。フリーラインおよびフリーサーフェスエッジの選択が可能です。
node list
節点のリストを選択します。リストにある各節点ペア間、およびリストの先頭の節点と末尾の節点との間でラインが作成されます。節点でメッシュおよびサーフェスを作成する場合、新しいサーフェスまたはメッシュが自動的にステッチされます(デフォルト設定)。
points
ポイントを選択します。選択の順序は重要ではありません。作成されるサーフェスは、ポイントにフィットするように作成され、一番外側のポイントがサーフェスの頂点として使用されます。
Auto create(フリーエッジ専用) 閉じたループを形成するフリーサーフェスエッジが選択された時点で自動的にサーフェスが作成されます。既存サーフェス上の穴をシングルクリックで閉じる機能を提供しています。このオプションを有効にすると、選択したサーフェスエッジのコンポーネントにサーフェスが作成され、それに応じてトポロジーが更新されます。

複数の境界ラインまたはエッジを選択してサーフェスを作成するには、このチェックボックスをオフにします。

注: フリーサーフェスのエッジラインを選択している場合にのみ有効です。
Keep tangency 選択したエッジに接続しているサーフェスを調べ、それらに接するサーフェスの作成を試みます。周りのサーフェスへのスムーズな移行を形成するのに役立ちます。
注: サーフェスエッジラインが選択されたときのみ有効です。
Keep line endpoints for planar splines 閉じられたスプライン / フィラーライン作成時、サーフェスのライン端点を保持します。
Create in 得られたサーフェスコンポーネントの追加先を選択します。
Current Component
現在のコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。このオプションが選択された場合、選択されたサーフェスエッジへのトポロジーの更新は行われません。
Lines Component
選択したラインの所属先となっているコンポーネントに新しいサーフェスを追加します。選択されたラインが異なるコンポーネントに属する場合、結果は予測できないものとなります。新しいサーフェスのトポロジーは、ラインコンポーネントに属する選択されたサーフェスエッジに従って更新されます。
注: エンティティセレクターをlinesに設定している場合に使用できます。

Skinサブパネル

Skinサブパネルを使用し、すべてのラインにわたるスキニングによってサーフェスを作成します。少なくとも2つの入力ラインが必要になります。3つ以上のラインが指定された場合、最初と最後のラインがサーフェスの端となり、すべての入力ラインにフィットするサーフェスになります。


図 33.
オプション 動作
ラインリスト linesをクリックし、入力節点を指定します。スキンサーフェスの作成に使用されるラインは、作成以前に自動的にスムーズ化されます。その結果、サーフェスは1つのフェースで作成されます。
Auto reverse “ボウタイ”状のサーフェスが生成されないようにします。サーフェスの作成に使用されるラインが、元の方向とは異なる順序で配置されることがあります。これにより、ねじれた蝶ネクタイ状態のサーフェスになります。このオプションをオンにすることによって、各ラインの向きを揃えてサーフェスが作成されます。

Filletサブパネル

Filletサブパネルを使用して、すべてのサーフェスエッジにわたって一定半径のフィレットサーフェスを作成します。
注: ここで、2つのサーフェス間のフリーエッジ(赤色)にはフィレットを作成できない点に注意してください。このような場合は、edge editパネルを使用してエッジを共有エッジ(緑色)に変更します。


図 34.

HyperWorksでは、エッジ(またはエッジチェーン)が曲線の場合、フィレット自身の交差を避けるため、エッジカーブの半径より小さい半径のフィレットのみを作成できます。

異なるフィレットが重なり合わないように注意を払う必要があります。(例:結合していない平行な2つのエッジにフィレットを作成する場合、2つのフィレットが互いに緩衝しないよう、フィレット半径を十分に小さく指定する必要があります。)

なお、フィレットが極端に短かったり、サーフェスを埋めるためのトリムが完璧に行われないなどの問題があります。この問題により、削除されるべき、あるいは残すべきサーフェスの選択が正しく行われず、必要なサーフェスが削除されてしまうことがあります。この問題は、Optionsパネルでクリーンアップトレランスを変更することで解決されることもあります。これで解決されない場合の対応策としては、他の機能を使用してトリムを手動で行うことです。この場合、delete trimmed surface chipsを非選択とし、フィレットを作成。その後手動でトリムを行い、必要ないものを削除し、必要なサーフェスを適当なコンポーネントに配置させる必要があります。

オプション 動作
lines 入力として使用するサーフェスエッジを定義するラインを選択します。
Auto select whole edge pick angleとx stop controlの設定に基づいて、選択した元のエッジに結合する追加のサーフェスエッジを選択します。
Pick angle
隣接するサーフェスをここで指定した角度よりも鋭角で接続しているエッジ(シャープエッジ)が自動的に選択されます。デフォルトは22.5度です。
X stop control
他のシャープエッジとの交差が発生するまでエッジが自動的に選択されます。
Edit Filletオプション 補足のフィレットオプションを使用します。
Continuous fillet
エッジを連続的に選択するたびに1つのフィレットを作成します。
エッジを連続的に選択するたびに接続されたサーフェスに基づいてフィレットを分割するには、このチェックボックスをオフにします。
節点結合トレランス(Equivalence tolerance)
作成されたフィレットどうしのステッチおよび作成されたフィレットと元のサーフェスとのステッチ(フィレットで元のサーフェスをトリムした後のステッチ)を判断するための許容値を指定します。また、トリムされたオリジナルサーフェスが削除されない場合も、トリムされたサーフェス同士がステッチされる場合のトレランスとして使用されます。このステッチトレランスは、その他の形状トレランスの値と同じように機能しますが、フィレットステッチング時にのみ適用されます。
Trim original surfaces
元のサーフェスをトリムし、それに応じて新しいフィレットサーフェスをステッチします。
元のサーフェスを保持し、生成されたフィレットサーフェスを“Fillet”という名称のコンポーネントに作成するには、このチェックボックスをオフにします。
Delete trimmed surface chips
元のモデルからトリムされたサーフェスを削除します。
元のモデルからトリムしたサーフェスを保持し、“Filleting chips”という名称のコンポーネントに追加するには、このチェックボックスをオフにします。
注: trim original surfaceチェックボックスがオンの場合に適用できます。
半径 作成するフィレットの半径を指定します。

From FEサブパネル

From FEサブパネルを使用して、選択したシェル要素に最もフィットするサーフェスを作成します。


図 35. . この例では、サーフェスがより見やすいようにメッシュをワイヤーフレームから半透明に変更しています。
オプション 動作
elems サーフェスの生成に使用するシェル要素を選択します。

ソリッド要素からサーフェスを作成するには、Facesパネルでフェースを作成し、^facesコンポーネント内の要素を選択します。

Auto Detect Features/feature edges フィーチャー(サーフェスエッジ)の選択方法を選択します。
Auto Detect Features
フィーチャーが自動的に決まります。
feature edges
1Dプロット要素(フィーチャー)を指定します。
作成するサーフェスのエッジを表わす1Dプロット要素を選択する必要があります。アルゴリズムにとって最適にするために、閉じたループのプロット要素を選択することを推奨します。フィーチャーは、Featuresパネルで作成できます。
この機能に使用されるアルゴリズムは、選択されたシェル要素群で1つのサーフェスを作成できなかった場合、それらシェル要素をサブセットに分割するよう試みます。
Mesh-Based Auto Tol/Tolerance 基礎となる要素に対して新しいサーフェスの形状がどの程度近いか判断する方法を選択します。トレランス値は、作成されるサーフェスと選択された要素との任意の位置での最大距離です。これは、特に曲面メッシュには重要です。
Mesh-Based Auto Tol
選択した要素の平均要素サイズに基づいて許容値が計算されます。
Tolerance
許容値を手動で指定します。通常、このトレランス値が小さいほど、作成されるサーフェスの数は多くなります。
Surface Complexity 作成するサーフェスの数に影響します。このオプションは、サーフェス化される領域の境界形状とそのトポロジーも含め、数多くの因子を考慮します。この値が大きいほど、作成されるより複雑なサーフェスの数は少なくなりますが、それらのサーフェスの作成にかかる時間は長くなります。この値が小さいほど、作成されるサーフェスはよりシンプルで数が少なくなりますが、作成のスピードは速くなります。
  • 1に設定(シンプルサーフェス)されると、コントロールポイントがほとんどないサーフェスが作成されます。上手くいかない場合は、低次サーフェス定義に見合うようになるまで、選択された要素を分割するよう試みます。
  • 10に設定(複雑なサーフェス)されると、なるべく少ない数のコントロールポイントを有したサーフェスが作成されます。上手くいかない場合は、コントロールポイントを増やし、選択された要素グループ間に1つのサーフェスをフィットさせるよう試みます。要素を自動的に分割することはありません。
  • 推奨される値は5です。
Split by components 隣接するコンポーネント間の境界を保持します。これによって、1つのメッシュプレーンにより、要素が属するコンポーネントに基づいて独立したサーフェスが生成されます。
Associate nodes メッシュの節点が、それに対応する新しいサーフェスに関連付けられるようにします。これにより、新しいメッシュ層を作る代わりに、サーフェスのメッシュを作り直しオリジナルのメッシュを置き換えることが可能になります。

Meshlinesサブパネル

Meshlinesサブパネルを使用してメッシュラインを作成します。メッシュラインは、各シェル要素にメッシュが入る位置とそこから出る位置に関する情報を保持することによって、そのメッシュに関連付けられて、2D(シェル)メッシュの要素上に配置されたラインです。

閉じられたメッシュラインは、閉じられたチェーン内の要素または節点を選択し、他のパネルで使用できるようにそれをcollectionsに保存することができます。これは、荷重条件の設定、モーフィングの領域選択、メッシュ作成用にCADサーフェスを修正する場合にサーフェス境界としてメッシュラインチェーンを使用する場合などに使用できます。

また、新規サーフェス生成にメッシュラインを使用することもでき、メッシュラインを基にシンプルなスプライン機能を使ってサーフェスエッジを作成します。


図 36. . メッシュラインは青、サーフェスはグレー、サーフェスエッジは赤で示しています。
また、メッシュラインは特徴線などのプロット要素からも自動的に作成できます。
オプション 動作
Collections メッシュライン生成には関連しませんが、collectionsオプションを使用すると、既存の閉じたメッシュラインチェーンを境界として使用し、不規則シェイプを形成できる節点または要素のグループを迅速、容易に選択できます。メッシュラインの閉じたチェーン内部に複数の節点または要素がある場合に、Collectionsをクリックし、それらの節点または要素を1つ選択すると、そのチェーンにあるすべての節点または要素が自動的に選択されます。この選択を実行すると、セレクターを選択して、拡張エンティティの選択メニューでsaveをクリックできます。一度保存すると、節点または要素の選択は、荷重に関するパネル(forces、pressures、fluxesなど)の拡張エンティティ選択メニューからretrievedを選択することでいつでも再利用できます。)