Rigidsパネル

Rigidsパネルは、剛体要素および剛体リンク要素の作成に使用します。

場所:1Dページ

剛体要素は、剛体結合の設定が必要なモデルの2節点間のスペースに作成される要素です。

剛体要素はelement config 5で、要素の重心にRと書かれた2節点間のラインとして表示されます。

剛体リンク要素はelement config 55で、要素の独立節点にRLと書かれた独立節点と従属節点間のラインとして表示されます。

剛体リンク要素は、要素に結合した従属節点と共にSETとして作成することができます。従属節点セットを有する剛体リンクが消去されると、関連付けされた節点セットも消去されます。任意のパネル内の従属節点セットが消去されると、結合されている剛体リンク要素も消去されます。従属節点セットは、剛体リンク要素が作成される際に自動的に作成されます。Setsパネルで作成された節点セットは従属節点のセットとして、剛体リンク要素の独立節点に結合できます。
注: 1つの従属節点セットが結合されている2節点剛体要素は常に、剛体要素(config 5)としてではなく、剛体リンク要素(config 55)として作成されます。

剛体要素は、NastranのRBE2、またはAbaqusの*MPCに変換することが可能です。

Createサブパネル

オプション 動作
independent: node 剛体要素の独立節点としたい節点を選択します。
dependent:(スイッチ) single nodeかmultiple nodesかを選択してから、剛体要素の従属終端としたい節点を選択します。


図 1. 単独節点剛体リンク


図 2. 複数節点剛体リンク
multiple nodesを選択した場合、スイッチをクリックしてして選択モードを変更します。
nodes
個々の節点を選択します。


図 3. 例:節点選択
face
2Dおよび3Dフェイス上のすべての節点を選択します。非連続性が2Dフェイスに存在する場合、その非連続性の合間の節点のみが選択されます。


図 4. 例:フェイス選択
2D faces ext
非連続性を含む2Dフェイス上のすべての節点を選択します。


図 5. 例:2DフェイスExt選択
loops
穴の境界線のような、フリーな閉じられたループ上の節点をすべて選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 6. 例:ループ選択
free edge
要素のフリーエッジ上のすべての節点を選択します。非連続性がエッジに存在する場合、その非連続性の合間のフリーエッジ上の節点のみが選択されます。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 7. 例:フリーエッジ穴
free edges ext
非連続性を含む要素のフリーエッジ上の節点をすべて選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 8. 例:フリーエッジExt選択
edge
フリーエッジ上または要素の共有エッジ(buttジョイント、L/cornerジョイント、Tジョイント)のすべての節点を選択します。非連続性がエッジに存在する場合、その非連続性の合間のエッジ上の節点のみが選択されます。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 9. 例:エッジ選択
edges ext
フリーエッジ上または不連続となる要素の共有エッジ(buttジョイント、L/cornerジョイント、Tジョイント)のすべての節点を選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 10. 例:エッジExt選択
attach dependant nodes as a set 結合された節点セットと共に2節点の剛体要素(config 55)が作成されます。
elem types = 新規に作成する剛体要素のタイプを選択します。
(dof checkboxes) 作成したい剛体結合の自由度(DOF)を選択します。
注: 単独の従属節点を持つ剛体が作成する場合、従属および独立節点が指定されると同時に新規に要素が作成されます。節点の選択前に目的の節点であるかどうかを確実にしてください。

Updateサブパネル

オプション 動作
elems 更新したい剛体要素を選択します。
elem 結合性を変更したい要素を選択します。
注: 結合性を更新する場合に利用できます。
dof 選択した剛体要素の変更したい自由度を選択または非選択します。
connectivity 剛体リンク要素の結合性を更新します。
  • 更新したい要素をモデル上で選択するか、もしくはelemsをクリックし、表示されるエンティティ選択ウィンドウから選んで示します。
  • dependent:の後のnodesをクリックして従属節点を追加または削除してから、節点の選択を開始します。節点を追加するには左クリック、削除するには右クリックを行います。
dependent nodeは、ユーザーによる選択、または自動的に計算されます。
スイッチをクリックして選択モードを変更します。
nodes
個々の節点を選択します。


図 11. 例:節点選択
face
2Dおよび3Dフェイス上のすべての節点を選択します。非連続性が2Dフェイスに存在する場合、その非連続性の合間の節点のみが選択されます。


図 12. 例:フェイス選択
2D faces ext
非連続性を含む2Dフェイス上のすべての節点を選択します。


図 13. 例:2DフェイスExt選択
loops
穴の境界線のような、フリーな閉じられたループ上の節点をすべて選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 14. 例:ループ選択
free edge
要素のフリーエッジ上のすべての節点を選択します。非連続性がエッジに存在する場合、その非連続性の合間のフリーエッジ上の節点のみが選択されます。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 15. 例:フリーエッジ穴
free edges ext
非連続性を含む要素のフリーエッジ上の節点をすべて選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 16. 例:フリーエッジExt選択
edge
フリーエッジ上または要素の共有エッジ(buttジョイント、L/cornerジョイント、Tジョイント)のすべての節点を選択します。非連続性がエッジに存在する場合、その非連続性の合間のエッジ上の節点のみが選択されます。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 17. 例:エッジ選択
edges ext
フリーエッジ上または不連続となる要素の共有エッジ(buttジョイント、L/cornerジョイント、Tジョイント)のすべての節点を選択します。
重要: SHELL要素でのみ有効です。


図 18. 例:エッジExt選択
switch 従属および独立節点を切り替えたい剛体要素を選択します。
attach/detach set 剛体または剛体リンク要素の従属節点を節点セットとして結合 / 結合解除します。
  • 更新したい要素をモデル上で選択するか、もしくはelemsをクリックし、表示されるエンティティ選択ウィンドウから選んで示します。
  • Attach dependent nodes as a setチェックボックスを有効または無効にします。
選択された要素が節点セットとして従属節点を結合しており、Attach dependent nodes as a setチェックボックスがオフの場合、対応する節点セットが削除され、従属節点は要素に直接結合されているように表示されます。2節点剛体要素(config 55)は、剛体要素(config 5)に変換されます。

選択された要素が節点セットとして従属節点を結合しておらず、Attach dependent nodes as a setチェックボックスが有効な場合、自動的に付けられた名称の節点セットが選択された各要素について作成されます。選択された剛体要素(config 5)は、節点セットが結合された2節点剛体要素(config 55)に変換されます。

elem type 変更したい要素を選択し、それに割り当てる新しいタイプを選択します。

Combineサブパネル

オプション 動作
elems 結合したい剛体要素を選択します。剛体または剛体リンク要素は、同じ独立節点と自由度を有していなければなりません。

結合された剛体リンク要素に節点セットとして従属節点が結合している場合、結果の剛体リンク要素にも従属節点が節点セットとして結合されます。このセットは、結果の要素について作成されます。結合された要素に結合されている節点セットは、結合後に消去されます。

combine rigids with: common independent nodeとany common nodeから選択します。

実行ボタン

ボタン 動作
create 複数の従属節点を持つ剛体リンクを新規に作成します。

一部またはすべての自由度が既存のものである剛体要素を作成するには、既存の要素を確認します。これは、パネル内で適切な自由度を配置し、必要なマイナー変更を加えた後、createボタンをクリックすることで新規の剛体を作成します。

注: 単独の従属節点を持つ剛体では使用できません。
reject 最後に実行された作成または更新を取り消します。
review 剛体を確認するには、reviewをクリックし、目的の剛体を選択します。

各剛体要素が選択された後、HyperWorksは、要素のどの自由度(dof1からdof6まで)がアクティブであるかを表示します。

この機能は、剛体要素がアクティブで、かつ画面上にあることを前提としています。

選択された剛体の従属節点が節点セットとして結合されている場合、選択された要素に結合している節点セットの名称がハイライト表示されます。

確認に際し、Attach dependent nodes as a setは、選択された剛体要素が従属節点セットを結合しているかどうかを示します。

update 変更した内容で剛体要素または要素を更新します。
switch 剛体要素の従属節点と独立節点を切り替えます。
combine 選択した剛体を結合します。剛体または剛体リンク要素は、同じ独立節点と自由度を有していなければなりません。

結合された剛体リンク要素に節点セットとして従属節点が結合している場合、結果の剛体リンク要素にも従属節点が節点セットとして結合されます。このセットは、結果の要素について作成されます。結合された要素に結合されている節点セットは、結合後に消去されます。

return パネルを終了します。