Acoustic Cavity Meshパネル

Acoustic Cavity Meshパネルは、例えば自動車の車室空間のような、空気の対流がある閉じた空間のための流体ボリュームメッシュを作成するのに使用します。シートなどの構造部分は、音響ボリュームとは別にモデル化されます。作成されたメッシュは騒音 / 振動テストに使用されます。

場所:モデリングウィンドウの右上にある検索ボタン()からのみ使用できます。

パネルオプション

オプション 動作
structure: comps 音響空洞を囲むコンポーネントを選択します。
seats: comps シート部分のソリッドボディを選択します。
Seat coupling
node to node remesh
シートのための新規の空洞節点結合を、シートの節点と空洞の節点が一対一で対応するように作成します。
MPC no remesh
入力のシートコンポーネントと見つかった空洞をMPCで接続し、一対一以外の対応関係で節点を配置できるようにします。
このオプションは、シートコンポーネントがソリッド要素で構成されている場合にのみ使用します。適切なMPC作成のため、シートのメッシュのサイズが音響空洞メッシュ作成に使用されるサイズと相対的に近いものである必要があります。通常、サイズの相違は30%未満が望ましいとされています。
create hole elements 穴をふさぐために使用した一時的な要素から最終的要素が作成され、専用の^patched_holesコレクターに保存されます。
target element size 要素サイズを定義します。

このターゲット要素サイズと、AcousticCavityブラウザから利用できるOptionsダイアログで指定した波長あたりの要素数に基づいてmax frequencyが計算されます。

実際のメッシュサイズは要求される要素品質レベルに応じて決定されます。

min element size 最小要素サイズを定義します。

作成される音響空洞メッシュには、ここで指定された値よりも小さい要素は含まれません。

min element size 内部要素の最大サイズを定義します。

この最大要素サイズと、AcousticCavityブラウザから利用できるOptionsダイアログで指定した波長あたりの要素数に基づいてmax frequencyが計算されます。

max frequency 振動音響解析で音響空洞が有効な状態を維持できる最大周波数を定義します。

ターゲット要素サイズと、AcousticCavityブラウザから利用できるOptionsダイアログで指定した波長あたりの要素数に基づいてmax frequencyが自動的に計算されます。

また、最大周波数を指定してターゲット要素サイズを自動的に計算することもできます。

gap patch size 形状の中でメッシャーによって無視されるギャップの大きさの上限を定義します。これは、メッシュサイズより大きい値を指定してください。

メッシュ作成時に、形状内にあるこの値(モデルユニット)以下の隙間は、張り合わせ、あるいは空間を覆うようにして埋められます。この値より大きいギャップが考慮され、この空間を埋めるためのメッシュが生成されます。

hole patch size 形状の中でメッシャーによって無視される穴のサイズの上限を定義します。これは、メッシュサイズより大きい値を指定してください。

メッシュ作成時に、形状内のこの値(モデルユニット)以下の穴は、張り合わせ、あるいは空間を覆うようにして埋められます。これは、ボルト穴などに有効です。この値より大きな穴が考慮され、そこにメッシュが生成されます。その結果、モデル内の異なる空洞が結合され、それが単独のメッシュとして認識されます。例えば乗用車の場合、乗車キャビンとトランクスペースの2つの異なる空間の間に存在する穴で細く接続され、単独の複雑な形状のメッシュとして認識することができますが、これができないと別々の空間として認識されることになります。

feature angle フィーチャー角度を定義します。

実行ボタン

ボタン 動作
preview ボクセルに基づくプレビューメッシュを作成します。
return パネルを終了します。