FE Jointsパネル

FE jointsパネルは、ジョイント要素の作成、確認および更新に使用します。ジョイント要素は2つの剛体間の結合の定義です。ジョイント要素にはプロパティおよび方向情報が含まれます。

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ジョイント要素は、config 22で、適切な節点間のラインとして要素の節点1および3の間の文字Jで表わされます。ジョイント要素タイプは、要素の節点数を調整します。また、タイプは利用可能な方向情報のフォーマットをコントロールします。Element Typesパネルでは、要素のタイプの変更または選択はできません。
タイプ タイプ名 節点数 Orientation ソルバーインターフェース
1 球ジョイント
図 1.
2 なし/座標系/節点 LS-DYNAPAM-CRASH 2G
2 回転ジョイント
図 2.
4 なし/座標系 LS-DYNA
3 円筒ジョイント
図 3.
4 なし/座標系 LS-DYNA
4 平面ジョイント
図 4.
4 なし/座標系 LS-DYNA
5 ユニバーサルジョイント
図 5.
4 なし/座標系 LS-DYNA
6 並進ジョイント
図 6.
6 なし/座標系 LS-DYNA
7 固定ジョイント
図 7.
6 なし/座標系 LS-DYNA
8 球ジョイント 2 none OptiStruct
9 固定ジョイント 2 none OptiStruct
10 回転ジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
11 Translational1ジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
12 Cylindercal 1ジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
13 ユニバーサルジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
14 Constant_velocityジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
15 平面ジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
16 Inlineジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
17 Perpendicularジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
18 Parallel axesジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
19 Inplaneジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
20 Orientジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
21 Point_to_curveジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
22 Curve_to_curveジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
23 Point_to_deformable_curveジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
24 Point_to_deformable_surfaceジョイント 2 節点/ベクトル/座標値 OptiStruct
25 Translational_2Nジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
26 Revolute_2Nジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
27 Cylindrical_2Nジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
28 Universal_2Nジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
29 Flexion-Torsionジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
30 Planar_2Nジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
31 Generalジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
32 Bracketジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G
33 Freeジョイント 2 なし/座標系 PAM-CRASH 2G

Createサブパネル

オプション 動作
joint type 作成するジョイントのタイプを選択します。
orientation オリエンテーションタイプを選択します。

PAM-CRASH 2Gソルバーインターフェースでのみ利用可能です。

nodes 選択した要素について、適切な数の節点を選択します。

Updateサブパネル

Changing Types
方向節点を使用する球ジョイントの別のジョイントタイプへの変更は、下記の場合を除き、方向値のnoneへの設定および節点の要素からの削除を生じます。
同数の節点を要する別のジョイントタイプへの変更は、節点を変更しません。
より少ない数の節点を要する別のジョイントタイプへの変更は、要素からの余分な節点の削除を生じます。
より多くの節点を要する別のジョイントタイプへの変更は、次の特定の条件下では可能です。
  • nodesオプションもまた選択されており、適切な節点が選ばれていること。例えば、4節点ジョイントを6節点ジョイントに変更する場合、節点5および節点6を指定する必要があります。
  • 方向節点のついた2節点ジョイントの、4節点ジョイントへの変更。この場合、方向節点は、新しい要素内で使用されます。
Changing Nodes
要素の節点が更新される際、指定された節点のみが置き換えられ、それ以外の節点はそのまま残されます。例えば、6節点ジョイントの節点を変更し、節点2および節点6をピックすると、節点1、3、4および5は同じままとなります。節点2と節点6は更新されます。
Changing Properties
ボックスがチェックされている場合、プロパティは、すべての選択された要素について、更新されます。
Changing Orientation
球以外のジョイントの方向のnodesへの変更は、そのジョイントのupdate作業を失敗させる結果となります。上手くいかなかったジョイントは、保存マークに置かれます。
オプション 動作
elems selector 更新するジョイント要素を選択します。
joint type 作成するジョイントのタイプを選択します。
orientation オリエンテーションタイプを選択します。

PAM-CRASH 2Gソルバーインターフェースでのみ利用可能です。

nodes 選択した要素について、適切な数の節点を選択します。

実行ボタン

オプション 動作
create FEジョイントを作成します。
reject 最後に行った変更を取り消します。
review 各ジョイント要素が選択された後、そのタイプ、方向およびプロパティがパネルに表示されます。
update updateメニューが表示されます。タイプ、節点、プロパティ、方向を更新するための希望の項目を選択します。選択された情報のみが更新されます。更新できなかったジョイントは、保存マークに置かれます。elementsをクリックし、表示されるエンティティ選択メニューのretrieveを選択すると、うまくいかなかったエンティティがハイライト表示されます。
return パネルを終了します。