Morph Volumeパネル

Morph Volumeパネルを使用して、モーフボリュームを作成、編集、保存、読み込み、変換、および削除します。

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モーフボリューム(または"mvol")は、そのモーフボリュームの形状を操作することによってメッシュを操作するために使用される6面のプリズムです。モーフボリュームは非常に柔軟で、各エッジの長さと湾曲は他のエッジのそれとは別に修正でき、隣接するモーフボリュームは様々な従属条件を通してリンクさせることが可能です。この柔軟性により、指定したメッシュをモーフボリュームで囲み、モーフボリュームをモデルに合うよう変更し、モーフボリュームを修正することによってモデルの形状を変えることができます。モーフボリュームはモーフィングにシンプルで強力かつ直感的な方法を提供します。

本パネルではモーフボリュームの作成、編集および削除が可能ですが、モーフボリュームを実際にモーフィングするには、ハンドルの移動が可能なMorphパネル、もしくはモーフボリュームのエッジを各種エンティティにマッピングすることのできるmap to geomパネルを使用します。モーフボリュームは、ドメインと非常に似た動き(モーフボリュームのハンドルを移動してモーフボリューム内のメッシュを操作する)をしますが、モーフボリューム内のメッシュを個別にモーフィングするための更なる機能を持ちます。例えば、メッシュに影響を及ぼすことなくモーフボリュームの形状を変更したい場合、モーフボリュームをinactive(非アクティブ)に設定することも可能です。これによって、すべてのモーフィング機能を使って、メッシュにより良くフィットするようボリュームの形状と位置を修正することができます。モーフボリュームを修正した後、モーフボリュームをアクティブに戻し、それらを使ってメッシュをモーフィングします。
注: モーフボリュームをアクティブに戻す際、非アクティブな間行われたハンドル摂動をモーフリストから削除するかどうかの確認を求められることがあります。yesをクリック(推奨)すると、undoやredoボタンが選択されても、モーフボリュームが非アクティブだった間の移動の取り消し/やり直しが行われません。noをクリックすると、モーフボリュームの摂動は他のモーフィングと同様に扱われます。モーフボリュームのアクティブと非アクティブを切り替えるためのトグルは、Morph Volumesパネルのparametersサブパネル、もしくはMorph Optionsパネルのmorphingサブパネルにあります。
モーフボリュームは、登録されている節点についてのみメッシュをモーフィングします。ケースによっては、モーフボリューム内の節点は、モーフボリュームが作成された際に自動的に登録されますが、その他の場合は選択された節点または選択された要素上の節点のみが登録されます。モーフボリュームがその内側の節点をモーフィングしていないようであれば、それらの節点を登録する必要があるかもしれません


図 1. コーナー部にハンドルを持つモーフボリューム

Createサブパネル

Createサブパネルは、節点または要素を囲む単一のボリューム、またはそのようなボリュームのマトリックス(集合体)を作成するのに使用します。
オプション 動作
creation method
create morphvol(デフォルト)。
新しいボリューム内部に配置する要素または節点を選択します。
pick and enclose
新しいボリュームのコーナーハンドルを配置する位置を示す節点を選択します。
この方法には2種類の形態があります。
  • 新しいモーフボリュームの8つのコーナーそれぞれの節点を選択します。
  • 少なくとも1つのモーフボリュームを含むモデルでは、既存ボリュームの1つの面上の節点を選択(さらにオプションとして新しいボリュームが含むべき要素または節点を指定)することによって、既存ボリュームに隣接した新しいボリュームを作成することが可能です。HyperWorksにより、上記のような節点または要素が内部に配置され、既存のボリュームに結合された新規ボリューム、または選択されたフェイスの平均エッジ長に等しい距離だけ外側に拡張され、既存のボリュームに結合された新規ボリュームが作成されます。


図 2. . ハイライト表示されている要素を選択


図 3. . 選択によってモーフボリュームが新たに形成
pick on screen
新しいモーフボリュームの2D境界を画面上に直接描画します。新しいモーフボリュームには、ウィンドウ内で選択されたすべての節点を囲むに十分な深さが与えられます。


図 4.
図 5では、4本のラインのうち3本が描画されています。4本目を描画すると、これらのラインによる形状に一致し、関連する要素を内部に配置するうえで十分な厚みを持つモーフボリュームがHyperWorksによって作成されます。


図 5.
reflect morphvols
1つまたは複数の鏡面対称定義を選択し、既存のモーフボリュームを鏡面コピーすることによって新しいモーフボリュームを作成します。


図 6.
create matrix
複数のモーフボリュームを接続したマトリックス(集合体)を作成します。モーフボリュームは3Dであるため、1つの層から成るモーフボリュームのマトリックス(例えば9つのボリュームを使用した3x3x1のマトリックス)や、複数の層から成るマトリックス(例えば3x3x3の立方体マトリックス)を作成できます。さらに、マトリックスについて円筒座標系を選択した場合、そのマトリックスは座標系の中心軸周りに作成されます。


図 7. X、Y、Zの各方向の密度が3,3,3の直方体マトリックス


図 8. R、θ、Zの各方向の密度が2,8,1の円柱マトリックス
drag morphvols
既存のモーフボリュームを選択し、メッシュに沿ったドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグを、それらモーフボリュームのフェイスに適用します。


図 9. 節点リストの方向にドラッグしたボリューム


図 10. 軸を中心として回転したボリューム
drag elements
シェル要素を選択し、メッシュに沿ったドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグを、それらの要素に適用します。
drag matrix (rect)
メッシュに沿ったドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグによって直方体のモーフボリュームを作成します。
drag matrix (cyl)
メッシュに沿ったドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグによって円柱状のモーフボリュームを作成します。
drag lines (rect)
選択したラインに一致した外側輪郭に、メッシュを介したドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグを適用して、直方体のモーフボリュームを作成します。


図 11. ラインに沿って輪郭ラインをドラッグして作成したモーフボリューム
drag nodes (rect)
節点のリストに一致した外側輪郭に、メッシュを介したドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグを適用して、直方体のモーフボリュームを作成します。
drag lines (cyl)
選択したラインに一致した外側輪郭に、メッシュを介したドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグを適用して、円柱状のモーフボリュームを作成します。
drag nodes (cyl)
節点のリストに一致した外側輪郭に、メッシュを介したドラッグ、ラインまたは節点リストの方向へのドラッグ、ベクトルの方向へのドラッグ、あるいは軸を中心としたドラッグを適用して、円柱状のモーフボリュームを作成します。
auto-tangent
従属条件が選択されている場合、新しいモーフボリュームについて隣接するエッジ全体に、接線の連続性の条件が適用されます。従属関係は、モーフボリューム間のスムーズなモーフィングを確実にします。
注: 従属条件は、複数のモーフボリュームにまたがって拡張できます。すなわち、モーフボリュームマトリックスの1つの終端位置におけるハンドルの動きは、各モーフボリュームに影響を及ぼす可能性を持ちます。
buffer % 選択された節点または要素と作成されるモーフボリュームのフェイスとの間の空白のスペースを、作成されるモーフボリュームの平均サイズに基づいて決定します。例えば、メッシュのサイズが30x30x30で10%のバッファ率が選択された場合、各辺と囲まれたメッシュとの間に10%(3ユニット)のバッファゾーンが与えられて36x36x36のサイズでモーフボリュームが作成されます。
drag direction
along mesh
選択された節点または要素のほぼ中央を通るラインに沿ってモーフボリュームのフェイスまたは要素をドラッグします。
along line
モーフボリュームのフェイスまたは要素をラインに沿ってドラッグします。
along nodelist
節点のリストから作成されたラインに沿ってモーフボリュームのフェイスまたは要素をドラッグします。
along vector
指定の方向にモーフボリュームのフェイスまたは要素をドラッグします。トグルを使って、指定の距離だけドラッグする、または、選択された要素または節点を囲むのに十分となるようドラッグするかを選択できます。
about axis
指定の軸を中心としてモーフボリュームのフェイスまたは要素を回転します。トグルを使って、指定の角度だけドラッグする、または、選択された要素または節点を囲むのに十分となるようドラッグするかを選択できます。
注: ドラッグによる作成方法のいずれかを選択すると使用できます。
elems (drag elements) 結合する要素を選択します。
enclose elems / enclose nodes モーフボリューム内部に配置するエンティティを選択します。
fit method モーフボリューム作成時に、それを囲む要素にモーフボリュームをよりフィットさせるための方法を選択します。
shrink depth
スクリーンベクトル方向にのみモーフボリュームを縮小します(コーナーは選択した位置に固定される)。
注: creation methodがpick on screenに設定されているときにのみ有効です。
no shrinking
モーフボリューム作成時に縮小されませんが、その後、update mvolsサブパネルのshrink mvolsまたはfit faces機能を使用して縮小またはフィットさせることが可能です。あるいは、モーフボリュームを非アクティブにした後にそのハンドルをモーフィングすることで手動で調整することも可能です。
shrink mvols
作成されるモーフボリュームは、メッシュ周辺でbuffer %で指定された値に見合うように縮小されます。implicit modeアルゴリズムは、縮小時に使用されます。
slide faces
これは、フェイスの角度と形状を保持したままフェイスをその向きに直角な方向にスライドさせます。
tilt faces
フェイスの形状は保持したままその角度を変更します。
fit faces
フェイスのエッジに中間ハンドルを持つフェイスの形状を変更します。その他のフェイスはその角度が変更されます。
global system / local system
global system
デフォルトの全体座標系を基準とした座標で新しいモーフボリュームを作成します。
local system
新しいボリュームを関連付ける局部座標系を選択できるsystセレクターを追加します。
handle placement
モーフボリュームハンドルをどこに配置するかを選択します。
注: corners & edgesを選択した場合、各エッジ上に作成するハンドルの数を指定します。エッジハンドルの数は1から5まで指定でき、エッジに沿ってコーナーハンドル間に等間隔で置かれます。
morphvolumes 新しいボリュームを作成するために、鏡像の作成元とする既存のモーフボリュームを選択します。
注: 作成方法をreflect mvolsに設定している場合にのみ使用できます。
node list 囲む節点またはドラッグする節点を選択します。
注: 作成方法をpick and encloseまたはdrag nodesに設定している場合にのみ使用できます。
on drag ドラッグの方向に作成するモーフボリュームの数を指定します。6つのモーフボリュームを選択し、on dragを5に設定すると、トータルで 30 (6 x 5) 個のモーフボリュームが作成されます。
注: ドラッグによる作成方法のいずれかを選択している場合にのみ使用できます。
on face x on face xおよびon face yは、四角柱状マトリックスについて局所xおよびy方向に作成されるモーフボリュームの数です。局所x方向は、ドラッグ方向に全体x軸がプレーンの法線に投影されたものとして定義されます。または、ドラッグの方向が全体x軸に垂直である場合、全体y軸の投影が使用されます。局所y方向は、局所x方向とドラッグの方向に垂直です。
注: 作成方法をdrag matrix (rect)、drag lines (rect)、またはdrag nodes (rect)に設定している場合にのみ使用できます。
on face y on face xおよびon face yは、四角柱状マトリックスについて局所xおよびy方向に作成されるモーフボリュームの数です。局所x方向は、ドラッグ方向に全体x軸がプレーンの法線に投影されたものとして定義されます。または、ドラッグの方向が全体x軸に垂直である場合、全体y軸の投影が使用されます。局所y方向は、局所x方向とドラッグの方向に垂直です。
注: 作成方法をdrag matrix (rect)、drag lines (rect)、またはdrag nodes (rect)に設定している場合にのみ使用できます。
register all inner nodes

モーフボリュームによって囲まれるすべての節点を関連付けます。

multiple morph volumesまたはall morph volumesに節点を登録する際、節点を内包するモーフボリュームにのみ登録されます。これは、節点の集まりを迅速に登録するための便利な方法を提供します。登録するために選択されたがモーフボリューム内に含まれない節点は、all morph volumesに登録はされますが、モーフボリュームのモーフィングによる影響は一切受けません。ただし、モーフボリュームをinactiveからactiveに切り替える際、登録されているすべての節点はそのモーフボリュームに再度登録されます。したがって、それらの節点は、位置に応じて、新しいモーフボリューム、もしくはall morph volumesに登録されることになります。

節点の登録時、1つ目は、モーフボリュームによってモーフィングされる節点とされない節点をコントロールすること(1つのメッシュを別のメッシュにマッチングさせるような場合)。2つ目は、ハンドルの節点を節点を内包する1つのモーフボリュームに登録することによって、1つのモーフボリュームを別のモーフボリュームに従属させることです。

inactiveの状態でモーフボリュームをモーフィングした後、登録解除された節点がモーフボリューム内部に含まれる結果となる場合があります。これらの節点は、モーフボリュームのステータスがactiveに切り替えられても自動的に登録されません。これら新しい節点は手動で登録する必要があります。

注: 作成方法をpick and encloseまたはreflect mvolsに設定している場合にのみ使用できます。
r density 半径方向に作成するモーフボリュームの数であるr densityを指定します。
注: 作成方法をdrag matrix (cyl)、drag lines (cyl)、またはdrag nodes (cyl)に設定している場合にのみ使用できます。
symmetries morphvolumesで指定したモーフボリュームの鏡像を作成するための対称面を選択します。
注: 作成方法をreflect mvolsに設定している場合にのみ使用できます。
t density ドラッグ軸を中心とした外側のレイヤーに作成するモーフボリュームの数であるt densityを指定します。
注: 作成方法をdrag matrix (cyl)、drag lines (cyl)、またはdrag nodes (cyl)に設定している場合にのみ使用できます。
X density / Y density / Z density 各軸の方向に作成するモーフボリュームの数を指定します。

例えば、2Dメッシュを囲む1層の3 x 3マトリックスボリュームを作成するには、x densityおよびy densityに3、z densityに1と指定します。

円柱状マトリックスの場合、x densityは半径方向のモーフボリュームの層数、y densityは一番外側の環のモーフボリュームの数を意味します。

注: 作成方法をcreate matrixに設定している場合にのみ使用できます。

Update Mvolsサブパネル

Update Mvolsサブパネルは、モーフボリュームの従属条件の更新と操作、モーフボリュームの節点の登録と登録解除、モーフボリュームの縮小、モーフボリュームのフェイスのフィットモーフボリュームの結合、またはすべての空のモーフボリュームの削除を行うのに使用します。
オプション 動作
auto-tangent
従属条件が選択されている場合、新しいモーフボリュームについて隣接するエッジ全体に、接線の連続性の条件が適用されます。従属関係は、モーフボリューム間のスムーズなモーフィングを確実にします。
注: 従属条件は、複数のモーフボリュームにまたがって拡張できます。すなわち、モーフボリュームマトリックスの1つの終端位置におけるハンドルの動きは、各モーフボリュームに影響を及ぼす可能性を持ちます。
buffer % 選択された節点または要素と作成されるモーフボリュームのフェイスとの間の空白のスペースを、作成されるモーフボリュームの平均サイズに基づいて決定します。例えば、メッシュのサイズが30x30x30で10%のバッファ率が選択された場合、各辺と囲まれたメッシュとの間に10%(3ユニット)のバッファゾーンが与えられて36x36x36のサイズでモーフボリュームが作成されます。
注: fit through nodesオプションは、by faceによるfit faces操作のときのみ利用可能です。
by face / by mvol by faceまたはby mvolを選択し、フィットさせるモーフボリュームのフェイスまたはモーフボリュームを選択します。
注: by mvolsを選択した場合、モーフボリュームの外側のすべてのフェイスがフィットされます。
fit method フェイスに適用するフィッティングタイプを選択します。
slide faces
これは、フェイスの角度と形状を保持したままフェイスをその向きに直角な方向にスライドさせます。
tilt faces
フェイスの形状は保持したままその角度を変更します。
fit smooth
フェイスを滑らかに湾曲させ、選択された節点により一致させます。
fit wavy
選択された節点に一致するよう、三角法シェイプをフィットさせます。
fit approx
フェイスを滑らかに湾曲させ、選択された節点におおよそ一致するようにします。
free inner faces 縮小操作の際に内側フェイス(選択した複数のモーフボリュームで共有しているフェイス)を自由に移動します。
handle placement:
モーフボリュームハンドルをどこに配置するかを選択します。
注: corners & edgesを選択した場合、各エッジ上に作成するハンドルの数を指定します。エッジハンドルの数は1から5まで指定でき、エッジに沿ってコーナーハンドル間に等間隔で置かれます。

フェイスをフィッティングする操作を実行するときに、現在のハンドルを保持することを選択するか(use current)、ボリュームのフェイスをフィットした後のエッジ当たりハンドル数を指定します(handles/edge)。

implicit mode / explicit mode 選択したモーフボリュームを縮小するときに使用するアルゴリズムを選択します。
implicit mode
内部で計算した感度を使用してモーフボリュームを縮小します。
このオプションは、explicit modeよりも処理が高速ですが、収束には2倍の繰り返し回数(通常は30~50回で十分)が必要です。
explicit mode
外部で計算した感度を使用してモーフボリュームを縮小します。
implicit modeよりも処理は低速ですが、通常は15~20回の繰り返しで収束します。
max. iter モーフボリュームの縮小時の繰り返し計算の最大回数を指定します。
morphvolumes 更新する既存のモーフボリュームを選択します。
project normal / project by vector フェイスの投影方向を、現在のフェイスの方向と直交する方向とするか、指定したベクトルの方向とするかを選択します。ベクトルを使用する場合、フィット後のフェイスに関連するフェイスにターゲット節点または要素が落ち着く方向にあるベクトルを指定します。
register all inner nodes

モーフボリュームによって囲まれるすべての節点を関連付けます。

multiple morph volumesまたはall morph volumesに節点を登録する際、節点を内包するモーフボリュームにのみ登録されます。これは、節点の集まりを迅速に登録するための便利な方法を提供します。登録するために選択されたがモーフボリューム内に含まれない節点は、all morph volumesに登録はされますが、モーフボリュームのモーフィングによる影響は一切受けません。ただし、モーフボリュームをinactiveからactiveに切り替える際、登録されているすべての節点はそのモーフボリュームに再度登録されます。したがって、それらの節点は、位置に応じて、新しいモーフボリューム、もしくはall morph volumesに登録されることになります。

節点の登録時、1つ目は、モーフボリュームによってモーフィングされる節点とされない節点をコントロールすること(1つのメッシュを別のメッシュにマッチングさせるような場合)。2つ目は、ハンドルの節点を節点を内包する1つのモーフボリュームに登録することによって、1つのモーフボリュームを別のモーフボリュームに従属させることです。

inactiveの状態でモーフボリュームをモーフィングした後、登録解除された節点がモーフボリューム内部に含まれる結果となる場合があります。これらの節点は、モーフボリュームのステータスがactiveに切り替えられても自動的に登録されません。これら新しい節点は手動で登録する必要があります。

registered nodes / fit to nodes / fit to elems 選択したモーフボリュームのフィッティング先を選択します。

選択した要素または節点にフィットさせる場合、これを選択するためのエンティティコレクターが表示され、更に、モーフボリュームにフィットさせるためのこれらの節点を登録するオプションが与えられます。

register nodes操作を実行する場合、registered nodesエンティティコレクターのみが与えられます。

single morph volume / multiple morph volumes / all morph volumes register nodes操作を実行するとき、節点の登録先とするモーフボリュームを選択します。"single"および"multiple"オプションには、エンティティコレクターが表示され、"all"の場合はこれ以上の入力は必要ありません。
smoothness 高い値はより平面に近い結果、低い値はより湾曲した結果を得ることができます。smoothnesの値はslide facesまたはtilt facesが使用される場合は適用されません。
tolerance equivalenceオプションでモーフボリュームを結合する場合、どのボリュームを結合するか判断するための許容値を指定します。2つのモーフボリュームのフェイスがtoleranceの値以内であり、それらが選択されている場合、2つは結合されます。トレランス範囲内であっても選択されていないボリュームは結合されません。
update operation 実行する更新のタイプを選択します。
update mvols
モーフボリュームを選択し、そのハンドルと接線連続性を更新します。
join mvols
それぞれ別々のmorphvolumeエンティティコレクターで選択した2つのモーフボリュームを結合します。
オプション:
join at midpoint
選択した2つのボリュームは等しく引き伸ばされ、互いに最も近い面同士の中間位置で繋がれます。
first to second
最初に選択したモーフボリュームが2番目に選択されたモーフボリュームまで引き伸ばされます(2つ目のボリュームは全く引き伸ばされません)。
second to first
2番目に選択したモーフボリュームが最初に選択されたモーフボリュームまで引き伸ばされます(1つ目のボリュームは全く引き伸ばされません)。
equivalence
指定したトレランス値以内にあるフェイスを持つモーフボリュームはすべて、それぞれの中点位置で結合されます。


図 12.
shrink mvols
選択したモーフボリュームを登録節点に更にフィットするように縮小します。
fit faces
モーフボリュームのフェイスを対応する要素に更にフィットするよう変更します。


図 13.
register nodes
モーフボリュームに節点を登録します。
register connectors
コネクタをそれらを囲むモーフボリュームに登録します。
delete empty
節点が登録されていないモーフボリュームを削除します。この操作によって、大きなモーフボリュームの3Dマトリックスを簡単に削って、モデルの一部を含むボリュームのみを残すことが可能となります。

Update Edgesサブパネル

Update Edgesサブパネルは、モーフボリュームのエッジのプロパティを個別に修正するのに使用します。中間節点の追加(または削除)、節点リストへのエッジのフィッティング、エッジの従属関係(tangency)の変更が可能です。
オプション 動作
by edges / by nodes / by mvols 端点の選択方法を選択します。
by edges
end nodeセレクターを使用してエッジを直接選択します。
by nodes
従属関係から解放するエッジのコーナーハンドルである節点aと節点bを選択します。Node aは、その隣接するエッジ間で、従属関係から解放されます。
by mvols
モーフボリュームのグループを1つまたは2つ選択し、選択したオプションに応じて、ベクトルまたは座標系も選択します。
注: 端点を更新する場合にのみ使用できます。
connect all edges/connect edges between/connect along vector/connect radial edges/connect circum. edges
connect all edges
選択されたモーフボリュームにおいて、ほぼ同方向に並び共通のコーナー節点で接しているボリュームのすべてのエッジを結合します。
connect edges between
選択したモーフボリュームのグループにあるすべてのエッジを、同じモーフボリュームの別のグループにあるエッジに結合します。これらの選択したモーフボリュームはすべて、互いにほぼ同じ方向を向き、共通のコーナー節点で接している必要があります。グループ間の共有エッジは結合されません。
connect along vector
指定したベクトルとほぼ並行して走るエッジのみに適用される点を除きconnect all edgesオプションと同様です。これにより、例えばz-軸と平行なエッジを結合する、などの操作が可能になります。
connect radial edges
指定した座標系に対し放射状に走るエッジのみに適用される点を除きconnect all edgesオプションと同様です。このオプションは、モーフボリュームの円柱タイプのマトリックスに最も良く機能します。
connect circum. edges
指定した座標系に対して円周方向に走るエッジのみに適用される点を除きconnect all edgesオプションと同様です。このオプションは、モーフボリュームの円柱タイプのマトリックスに最も良く機能します。
注: updating ends、by mvols、およびcontinuousの各オプションを選択した場合にのみ使用できます。
create handles エッジを更新した後、そこにハンドルを作成します。
end node エッジの端点を1つ選択することにより、そのエッジを選択します。連続性にかかわらず、このエッジはモーフボリュームの1つのコーナーから別のコーナーまでをつなぐものです。
注: エッジを指定して端点を更新する場合にのみ使用できます。
fix along 指定したベクトルにほぼ平行なエッジに、固定の従属関係が割り当てられます。
注: モーフボリュームを指定して固定の従属関係によるupdate endsを使用する場合にのみ使用できます。
free / fixed / main-secondary / continuous 適用する従属関係タイプを選択します:
Free
選択されたエッジの従属関係を解除して、そのエッジに接続されたエッジのシェイプが影響を受けないようにします。


図 14. エッジの傾斜どうしに相互関係がない場合
Fixed
終端の傾斜がユーザーの指定するベクトルと等しくなるよう、エッジの終端の1つが固定されます。例えば、傾きのないエッジの一端を作成することができます。


図 15. Y軸を基準として曲線エッジの左側終端を固定. このラインの傾斜は、一方の終端では強制的に固定され、他方の終端では、ハンドルをラインが引き続き通過できる範囲で自由に変化します。エッジの接線傾斜を更新するとき、視認性が損なわれないようにハンドルは表示されず、エッジ上で接線傾斜の適用先となる終端の位置に、接線傾斜を示すシンボルが表示されます。
Main/Secondary
1つのエッジ(メイン)が別のエッジ(セカンダリ)に接しており、セカンダリエッジの終端がメインエッジの終端における湾曲に合うよう強制されます。これは、セカンダリエッジの1つのコーナーを固定する(上記で言うfixedの従属関係)が、そのコーナーの傾斜は、ベクトルまたは軸ではなく、メインエッジの傾斜に応じて固定されるような設定と同じです。1つのモーフボリュームを一定に保ちつつ、そのモーフボリューム(内部のメッシュも含む)と周囲のモーフボリュームとの従属状態を保持する場合、これは非常に有益です。


図 16. 左側のエッジが右側のエッジに従属. メインエッジがセカンダリエッジによって影響を受けません。セカンダリのエッジでは、メインのエッジと共通の接線が保持されます。
Continuous
隣接する2つのモーフボリュームが共有するコーナー位置に一貫した傾斜を作成します。


図 17. 連続したスプラインを形成するエッジ
注: 従属関係とは、周りのモーフボリュームとの間の連続性、すなわち、1つのモーフボリュームに適用されるモーフィングは、この従属関係を通してエッジが結合されている他のすべてのモーフボリュームに影響を及ぼすことを意味します。これは、すべての方向へのモーフィングについて当てはまります。


図 18. 連続的な従属関係に結び付けられたモーフボリューム. モーフィングの方向とは関係なく、モーフボリューム間の境界を跨いでメッシュが連続している点にご注目ください。横方向のモーフィングの場合、これは、上部のモーフボリューム内の要素が左に移動する際、下部のモーフボリュームは右にシフトすることを意味します。線形モーフィングの場合、境界より離れた位置の下部のモーフボリューム内の要素は引き伸ばされ、境界近傍の要素は圧縮され、それによって要素サイズの急激な変化が回避されることを意味します。上部モーフボリュームについては非均等な圧縮配分となっている点にもご注目ください。
注: モーフボリュームを指定してupdate endsを使用する場合にのみ使用できます。
free all edges / free edges between / free along vector / free radial edges / free circum. edges 自由な状態にするエッジの選択方法を選択します。
free all edges
選択したモーフボリューム上の任意のエッジの任意の従属関係を解除します。
注: メイン - セカンダリおよび連続タイプの従属関係の場合、両方のエッジが選択したモーフボリューム上になければなりません。
free edges between
1つのエッジの従属関係が選択したモーフボリュームの最初のグループにあり、別のエッジの従属関係が選択したモーフボリュームの2番目のグループにあるようなメイン - セカンダリおよび連続タイプの従属関係を解放します。
free along vector
指定したベクトルとほぼ並行して走るエッジのみに適用される点を除きfree all edgesオプションと同様です。これにより、例えばz-軸と平行なエッジを開放することが可能です。
free radial edges
指定した座標系に対して放射方向に走るエッジのみに適用される点を除きfree all edgesオプションと同様です。このオプションは、モーフボリュームの円柱タイプのマトリックスに最も良く機能します。
free circum. edges
指定した座標系に対して円周方向に走るエッジのみに適用される点を除きfree all edgesオプションと同様です。このオプションは、モーフボリュームの円柱タイプのマトリックスに最も良く機能します。
注: モーフボリュームを指定してupdate endsを使用する場合にのみ使用できます。
main, secondary メインのモーフボリュームとセカンダリのモーフボリュームを選択します。
注: モーフボリュームを指定してメイン - セカンダリの従属関係によるupdate endsを使用する場合にのみ使用できます。
mid-nodes on edge / add mid-node
mid-nodes on edge
目的の中間節点の数を指定します。新しい中間節点の位置がXマークで表示されます。エッジに沿って均等間隔に配置されます。


図 19.
add mid-node
新しい中間節点の相対的位置(0~1)を指定するか、エッジ上で新しい中間節点とする位置をクリックするか、モデルにある節点をクリックし、その節点の位置に新しい中間節点の位置が一致するようにします。新たに中央節点が作成される位置にXマークが表示されます。


図 20.
node listによって節点を更新する場合、エッジの中央節点は選択した節点位置で更新されるか、もしくは、コーナー節点のみを選択した場合は、エッジは中央節点を有さないよう更新されます。


図 21.
注: 節点を更新する場合に利用できます。
node a, node b 目的とするエッジの終端を指定します。
注: pick end nodesで節点を更新する場合または節点を指定して終端を更新する場合に使用できます。
pick edge / pick end nodes / node list 更新する節点が存在するエッジの選択方法を選択します。
注: 節点を更新する場合に利用できます。
tangencies 従属関係マーカー(矢印)の表示色を選択します。
注: 終端を更新する場合に利用できます。
update nodes / update ends / delete mid-nodes エッジの更新タイプを選択します。

Split/Combineサブパネル

Split/Combineサブパネルは、複数のモーフボリュームを1つの大きなボリュームにまとめる、または1つのモーフボリュームを複数のボリュームに分割するのに使用します。

モーフボリュームのマトリックス内で実行した分割または統合操作は、分割ライン(または統合操作で除去されるエッジ)のベクトルに沿ってマトリックスに伝播します。
注: 分割をモーフボリュームのマトリックスを通して行うことができない場合、すべてのモーフボリュームに関して分割は実行されません。
図 22 は、分割についてこの様子を示しています。下部中央のエッジのおおよそ2/3のところ(緑色の"x"印で表示)が分割位置として選択されています。分割は、マトリックスを通して上方に伝わっています。この伝播は、モーフボリュームのマトリックス内における連続性を保持することを意図して行われています。


図 22.
オプション 動作
by edges / by nodes モーフボリュームの分割時、分割位置をどのように決定するかを指定します。
by nodes
節点aと節点bを選択します。
by edge
分割するエッジを選択します。
combine mvols/split mvols 実行する操作のタイプを選択します。
create handles モーフボリュームを分割する場合は、新しいモーフボリューム上にハンドルを作成します。

節点の作成ではこのチェックボックスをオフにしますが、新しいボリュームのエッジ上にハンドルを作成する場合はオフにしません。

keep tangent 新たに結合したモーフボリュームのエッジと隣接するボリュームのエッジとの間に連続的な従属関係を設定します。

このチェックボックスをオフにすると、新たに結合したモーフボリュームのエッジが持つ曲率は、隣接するボリュームのエッジが持つ曲率に影響せず、その曲率による影響も受けません。

注: combine mvolsを選択した場合に使用できます。
make tangent 新たに作成したモーフボリュームのエッジが、隣接するボリュームに接するようにします。
注: split mvolsを選択した場合に使用できます。
morph volume 結合するボリュームを選択します。
注: combine mvolsを選択した場合に使用できます。
single split / # of splits
single split
エッジ上の分割位置とする場所の相対的位置(0~1)を指定するか、分割するエッジをクリックするか、モデルの中で分割位置と一致する位置にある節点をクリックします。
例えば、正確な中間点で分割する場合(幅が分割前の半分である2つの同じボリュームを作成する場合)は、0.5と入力します。値0.2を指定した場合、2つのモーフボリュームが得られる点は同じですが、節点a側のボリュームは、その幅が元の節点aと節点b間の距離の1/5になっています。値を入力する代わりに、エッジ上で分割位置をクリックするか、モデルの中で節点をクリックすると、HyperMorphによって分割比率が自動的に計算されます。"X"はその位置を示します。
# of splits
作成する分割ラインの数を指定します。
例えば、2と入力すると、3つのモーフボリュームに分割します。HyperMorphは、ユーザーが指定した数の分割ラインをエッジに沿って均等に配置します。HyperWorksは各分割位置を"X"で示します。

Save/Loadサブパネル

Save/Loadサブパネルは、モーフボリューム、およびモーフィングされた形状をファイルに保存、もしくはファイルから読み込むのに使用します。
オプション 動作
file: 保存するまたは読み込むモーフボリュームファイルのパスと名前を指定します。ファイル名とパスを直接入力することもできますが、browseボタンをクリックしてファイルブラウザで選択することもできます。
morph volumes 指定のファイルに保存するモーフボリュームを選択します。
register all inner nodes 読み込まれたモーフボリュームにメッシュ節点を自動的に割り当てます。
save mvols / load mvols ファイルの保存を行うか、読み込みを行うかを決定します。
save shapes モーフボリュームを保存したファイルにシェイプ(モーフ)も保存します。

Convertサブパネル

Convertサブパネルは、モーフボリュームを六面体要素に、または六面体要素をモーフボリュームに変換することができます。
注: 複雑なモーフボリュームを六角形要素に変換すると、エッジの詳細が失われることがよくあります。これは、六角形要素が(多くても)1つのエッジ節点しか有すことができないためです。したがって、エッジに沿って複数の節点またはハンドルを有するモーフボリュームは、コーナーハンドル間の1つの節点で近似されます。そのような余分なハンドルを含むかどうかにかかわらず、モーフボリュームは常に2次ヘキサ要素に変換されます。




図 23. 湾曲したモーフボリュームから2次のヘキサメッシング要素への変換
オプション 動作
auto-tangent
従属条件が選択されている場合、新しいモーフボリュームについて隣接するエッジ全体に、接線の連続性の条件が適用されます。従属関係は、モーフボリューム間のスムーズなモーフィングを確実にします。
注: 従属条件は、複数のモーフボリュームにまたがって拡張できます。すなわち、モーフボリュームマトリックスの1つの終端位置におけるハンドルの動きは、各モーフボリュームに影響を及ぼす可能性を持ちます。
注: ヘキサ要素をモーフボリュームに変換する場合にのみ使用できます。
elems 変換する要素をモデルの中で選択するか、拡張エンティティ選択メニューを使用して選択します。
注: ヘキサ要素をモーフボリュームに変換する場合にのみ使用できます。
handle placement
モーフボリュームハンドルをどこに配置するかを選択します。
注: corners & edgesを選択した場合、各エッジ上に作成するハンドルの数を指定します。エッジハンドルの数は1から5まで指定でき、エッジに沿ってコーナーハンドル間に等間隔で置かれます。
注: ヘキサ要素をモーフボリュームに変換する場合にのみ使用できます。
hexas to morphvolumes / morphvolumes to hexas 実行するアクションを選択します。
morph volumes 変換するモーフボリュームを選択します。
注: モーフボリュームをヘキサ要素に変換する場合にのみ使用できます。
register all inner nodes 新たに作成されたモーフボリューム内にある各節点を自動的にそのボリュームに割り当てます。
注: ヘキサ要素をモーフボリュームに変換する場合にのみ使用できます。

Parametersサブパネル

Parametersサブパネルは、ハンドルのサイズ、表示方法、エッジの曲率の補間方法等、モーフボリュームの基本的な設定を変更するに使用します。また、プロセス中にメッシュのモーフィングを行わずにボリュームハンドルを動かしてメッシュにフィットさせることができるよう、モーフボリュームを非アクティブにする(またはアクティブに戻す)ことが可能です。
オプション 動作
face drawing モーフボリュームの平坦なフェイスを描画する方法を選択します。
Wireframe
モーフボリュームのエッジとハンドルのみを描画します。フェイスには色を割り当てません。
Transparent(1、2、または3)
フェイスを半透明で描画します。数字が大きいほど不透明になります。
Opaque
モーフボリュームの透明度がゼロに設定されます。
global influences グローバルな影響に対してモーフボリュームがどのように反応するかを選択します。
Direct influence
グローバルハンドルが各節点に直接影響します。
Hierarchical influence
グローバルハンドルがグローバルドメイン内の個々のドメインハンドルに影響を与え、それによって、それらのドメイン内の節点にも影響を与えます。
Mixed method
hierarchicalと同様、グローバルハンドルがローカルハンドルを動かしますが、ローカルドメインに含まれないグローバルドメインの影響下にある節点に、直接影響も与えます。そのような節点は、hierarchical法を使用しても全くモーフィングされないため、ローカルドメインの境界にメッシュの歪みを生じてしまいます。
handle size コーナー節点ハンドルの半径を指定します。このハンドルは、モーフボリュームで使用する最も大きいタイプのハンドルです。その他のハンドルはやや小さく、異なる色で描かれます。この設定に使用される単位は、モデルで使用されるものと同じです。
Interpolation mode エッジ曲線の計算方法を選択します。
Spline(デフォルト)
一般的に最良の結果が得られます。
Lagrange
多項式を使用する方法であり、広範囲に移動するハンドルに対して、より"変化に富んだ"カーブが生成されます。複雑なカーブの場合、このパラメータがLagrangeに設定されていたとしても、splineオプションが使用されます。
morph volume solver モーフボリューム内の節点のモーフィングを決定するためにどのソルバーを使用するかを選択します。
Standard
内側の節点をモーフボリュームの内側の位置にマッピングし、次にリバースマッピングプロセスを使って、モーフボリュームがモーフィングされた後に節点がどこに属するかを決定します。モーフボリュームの接線連続性とエッジの曲率を考慮します。
Kriging
ハンドルの位置のみをガイドとして使用し、モーフボリュームにkrigingアルゴリズムを適用します。krigingアルゴリズムは線形であり、接線連続性を有するモーフボリュームは湾曲したエッジを有するため、内側の節点の動きはモーフィングされたボリュームの形状と一致しない場合があります。より良い相関関係が望まれる場合は、中間節点の数を増やします。
morphvolumes (color) モーフボリュームに割り当てる色を選択します。
mvols: active, inactive, skin only メッシュに影響するモーフボリューム機能の有効と無効を切り替えます。また、ソリッドメッシュ内部のモーフィングを遅延実行します。
mvols: inactive
実際にメッシュ自体を変更 / モーフィングせずにメッシュをよりフィットさせるよう、モーフボリュームの形とサイズを(morphパネルで)変更することができます。モーフボリュームを調整した後、parametersサブパネルに戻って設定をactiveに切り替え、通常のモーフィング挙動を再開させることが可能です。
mvols: active/mvols: skin only
現在登録されているすべての節点を自動的に再登録します。HyperMorphでは、まず現在のモーフボリュームで節点の登録を試みます。登録できなかった場合は、任意のモーフボリュームに登録します。登録されていない節点は、モーフボリューム内に含まれるようになった後も影響を受けることはありません。
mvols: skin only
solveボタンがクリックされるまで、ソリッドメッシュ内部のどの節点にもモーフィングを実行しません。これにより、非常に多くの節点を持つモデルの場合、モーフィングがモデル上にどのような影響を与えるかを把握しながらより素早くモーフィングを実行することが可能になります。この機能を使用するには、セレクターをmvols:skin onlyに切り替え、モーフボリュームに対しシェイプ変更を加えた後にsolveボタンをクリックして内部の節点をモーフィングします。
注: セレクターをmvols:skin only以外に設定した場合、ソリッドメッシュ内部の節点のモーフィングのみが自動的に行われます。
pts for edge draw モーフボリュームの各エッジで曲線の表現に使用するポイントの数を指定します。よりスムーズなカーブを形成するには大きな数を、レンダリング処理を短時間で行うには小さい数を使用します。デフォルトの値は10です。
register all inner connectors, register displayed inner connectors, don't register connectors 新しいモーフボリュームの作成時、内部に含まれるコネクタの自動登録に関する動作を指定します。
register all inner connectors
新規モーフボリューム作成時、内部に含まれるすべてのコネクター(表示 / 非表示を含む)を自動的に登録します。
register displayed inner connectors
新規モーフボリューム作成時、内部に含まれるコネクターのうち表示されているものだけを自動的に登録します。表示されていないコネクターは、それが新規モーフボリュームの内部にあっても影響を受けません。
don't register connectors
コネクターは、新規モーフボリュームには自動登録されません。
register tolerance 所定のモーフボリュームに節点が登録されるためには、その節点がそのボリュームの境界から外側へどの程度の範囲に位置している必要があるかを、そのボリュームからの距離で指定します。この距離は、モーフボリュームの大きさを基準とした相対値とします。この値が大きければ、節点がボリュームから離れた位置にあってもなお、そのボリュームに割り当てられます。
注: 2つのモーフボリュームの境界に近い位置の節点は、いずれか一方のボリュームにマッピングされることがあります。

実行ボタン

ボタン 動作
combine 選択した複数のモーフボリュームを1つのボリュームに結合します。
convert モーフボリュームをヘキサ要素に、またその逆に変換します。
create 新規モーフボリュームを作成します。
delete 選択されたエンティティを削除します。
fit updateサブパネルでの設定を使用してモーフボリュームをその登録されているメッシュ節点にフィットさせます。
join 選択されたモーフボリュームを統合します。
注: ボリュームは1つのボリュームに結合されるのではなく、1つのエッジを共有します(これは、combineとはことなります。)
load 指定されたファイルを読み込みます。
reject モーフボリュームの作成または更新(tangencyやsplit/combineなど)を取り消します。
review nodeセレクターに現在登録されている節点を指定します。登録すべき節点を選択または選択解除するには、マウスの左ボタンと右ボタンを使用します。
save 指定されたファイルを保存します。
shrink ユーザーが指定した条件に従って、モーフボリュームを縮小します。
split 指定したモーフボリュームを2つに分割します。
update 選択したモーフボリュームの節点またはハンドル位置を更新します。