Symmetryパネル

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1つのサブパネルにおける変更は他には影響を与えません。また、サブパネルを切り替えてもすでに変更された内容が失われることはありません。

HyperWorksでは、リフレクティブ対称と非リフレクティブ対称をサポートしています。

対称定義は組み合わせることができますが、混乱をまねく対称の組み合わせにならないよう注意が必要です。また、対称定義（シンメトリー）は、結合されていないドメインに適用することも可能です。この場合、リンクしている対称ハンドルは、結合されているドメインについても同様に作用しますが、非リフレクティブ対称についてのハンドルと節点間の影響は、すべてのドメインに行き渡りません。

Createサブパネル

Createサブパネルは、新規対称定義を作成しドメインにアサインする際、または既存の対称定義を更新する際に使用します。

表 1.
オプション	動作
name =	作成（create）する新規対称定義の名称を入力します。または、ボタンを2度クリックし、更新する既存のドメインを選択します。必要に応じて他の設定を変更し、updateをクリックしてその変更を保存します。
domains	新しい対称定義が属するドメインを選択します。
morph volumes & mapping	デフォルトでは、対称はモーフボリュームまたはmap to geom操作には影響を与えません。ドメインと同様モーフボリュームおよびマッピング操作が対称定義の影響を受けるよう設定したい場合は、このチェックボックスをアクティブにします。モーフボリュームに影響を及ぼす対称定義は、モデル内のすべてのモーフボリュームに影響を与えます。マッピング操作に影響を及ぼす対象定義は、モデル内にドメインが存在しない場合でもすべてのマッピング操作に影響を与えます。
approximate / enforced	リフレクティブ対称（1、2、3-planeまたはcyclical）には、対称の厳密さを指定する必要があります： approximateの対称定義は、他のハンドルと対称ではないハンドルを含むことができます。例えば、ある対称サイド上にのみハンドルが作成された場合、他のサイドにはそのハンドル作成は反映されません。このオプションは、非対称ではあるが対称に近いドメイン、または、完全な円ではない円弧をスイープするメッシュに適用される周期対称性に最も適しています。 enforcedの対称定義は、他のすべてのサイド上で対称ではないハンドルを含むことができません。例えば、対称サイド上でハンドルの作成や削除が行われた場合、対称性が保たれるよう、他のサイド上でも作成または削除が行われます。非リフレクティブ対称がこのenforcedオプションで作成された場合、その強制条件に見合うよう、追加のハンドルが作成される場合があります。注: enforcedオプションで作成されたハンドルは、メッシュ上に配置されない場合があります。ただし、それらは常に最も近いドメインに割り当てられ、そのドメイン内の節点に影響を及ぼします。
(symmetry type switch)	このスイッチを使用して、作成したい要素のタイプを指定します。
multilateral / unilateral	リフレクティブ対称（1、2、3-planeまたはcyclical）には、対称の異なるサイドがどのように相互に影響するかを指定する必要があります。 Unilateralの対称定義は、片方のサイドが他方を支配しますが、その逆はありません。例えば、対称の正のサイドにハンドルが作成されたり、ハンドルにモーフィングが適用された場合、もう一方のサイドまたは対称サイドに反映されますが、もう一方のサイドまたは対称サイドへのハンドル作成やハンドルへのモーフィング適用は反映されません。 multilateralの対称定義では、すべてのサイドが他のすべてのサイドを支配します。例えば、任意のサイド上へのハンドルの作成や、ハンドルへのモーフィング適用は、他のすべてのサイドに反映されます。
syst	対称定義が参照する座標系を選択します。
align with:	選択された座標系のどの軸に対称軸が沿うかをデフォルト軸（default axis）またはx/y/zのそれぞれの軸から選択します。
size =	対称定義のビジュアルアイコンのサイズを指定します。これは、モデリングウィンドウに表示される対称定義のアイコンのみに影響を与えます。
color	対称定義のアイコンに使用する色を選択します。

Update by Domainサブパネル

Update by Domainサブパネルは、特定のドメインに割り当てられている対称定義を変更するのに使用します。

表 2.
オプション	動作
domain	目的のドメインを選択します。一度に選択できるのは1つのドメインのみです。
symmetries	現在選択されているドメインに割り当てる対称定義を選択します。複数の対称面を選択できます。

実行ボタン

表 3.
ボタン	動作
create	createサブパネルで指定した設定に基づき新たな対称定義が作成されます。
update	createサブパネルで現在指定されている設定を使用するように、選択した対称定義を更新します。
review	create サブパネル上では、これをクリックすることで、選択された対称定義のハンドル間の対称リンクを表示します。 update by domainサブパネルにおいて、reviewは、選択されたドメインに関連する対称をsymmetryコレクターに読み込みます。
refresh	ハンドル間の対称リンクを更新します。注: 対称定義が非アクティブまたは対称性のリンクがオフの状態でモデルがモーフィングされた場合、refreshにより、異なるハンドルがリンクされたり、新しいハンドルが作成される場合がありますのでご注意ください。
reject	制約やシェイプなど、特定のエンティティの作成を取り消します。これは、節点の移動を取り消すだけのundoとは異なります。rejectにより節点の移動も取り消されますが、主な機能は作成したエンティティを削除することです。
return	パネルを終了します。