Handlesパネル

Handlesパネルは、ハンドルの追加と編集、またはファイルへの保存、ファイルからの読み込みを行うのに使用します。

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Createサブパネル

Createサブパネルは、ハンドルを新規に作成するのに使用します。

複数のハンドルが作成される際、すべての名前が固有となるよう、名前の後に数字がつけられます。

作成中に割り当てられた従属性は、作成されるすべてのハンドルに適用されます。

by nodesオプションを使用する際は、ハンドルについてドメインを選択する必要はありません。ドメインを選択しない場合、ハンドルはその節点を含むドメインに割り当てられます。



図 1. 選択した節点で作成された3つのハンドル
既に作成されている他のハンドルに影響を与えることなく個々のハンドルを削除するには、Deleteパネルを使用し、handlesを選択します。
オプション 動作
attached to: domain 新規にハンドルが必要なドメインを選択します。ハンドル用に選択された節点がドメインの一部である場合、この入力欄はオプションとなります。
by nodes / type in
by nodes
モデルから節点を選択しハンドルを作成する位置を決定します。
type in
ハンドルを作成する位置のX、Y、Z座標を指定するとともに座標系を指定します。as nodeをクリックし、モデルから節点を選択すると、この節点の座標と座標系が自動的に入力されます。これを後で変更することが可能です。
dependent on: handles 従属する既存のハンドルを1つまたは複数選択します。従属ハンドルを作成しない場合、このセレクターは使用しません。
name = 新しいハンドルの名称を指定します。

デフォルト接頭子の"handle"が使用されます。この名称を変更せずに更にハンドルを作成すると、Handle1、Handle2、...というように、名称の最後に番号が加えられます。

size = ハンドルサイズを指定します。

Updateサブパネル

Updateサブパネルは、ハンドルの位置や従属性などを変更するときに使用します。

複数のハンドルが選択された場合、ハンドルの従属性を更新することのみが可能です。

Review symは、対称定義によってリンクされたハンドル間にベクトルをプロットし、選択されたハンドルに関連付けされた対称定義を表示します。Review depでは、選択されたハンドルの従属関係が表示されると同時に、選択されたハンドルから従属するハンドルに至るベクトルを画面上にプロットします。
注: グローバルの影響についてhierarchicalまたはmixed法を使用している場合、ローカルハンドルはグローバルハンドルに依存します。これらの従属性は内部的に計算されるもので、手動で変更することはできません。
オプション 動作
Dependent on: handles 選択されたハンドルに従属させたいハンドルを選択します。従属ハンドルを作成しない場合、このセレクターは使用しません。
handle / handles ハンドルが単数(handle)か複数(handles)かを選択します。

1つのハンドルを更新する際は、新しいx、y、z座標値、およびオプションとして局所座標系を指定することによって、ハンドルの位置を変更することも可能です。既存の節点をクリックすることによってXYZ座標値を更新する場合は、as nodeをクリックします。

Loadサブパネル

このLoadサブパネルを使用し、形状、グローバルハンドル、またはその両方をファイルから読み込みます。

グローバルハンドルと形状のみがファイルに保管されます。シェイプのファイルへの保存またはファイルからの読み込みは、Shapesパネルで行うことができます。

loadおよびsaveでは、ローカルハンドルとドメインの定義が異なっていても、グローバルに定義された形状を1つのモデルから別のモデルに移動することが可能です。また、シェイプのテンプレートも保存できます。シェイプを読み込む際、摂動を起こさせるハンドルを名称によって検索します。したがって、異なるモデル内に同じ名称のグローバルハンドルが存在する場合、1つのモデル内のシェイプをファイルに保存し、そのファイルを別のモデルに読み出すことによって、2つのモデル間でシェイプを移動させることが可能です。このオプションについては、ファイルを読み込む際、形状のみを読み込み、ハンドルは読み込みません。
オプション 動作
browse Handlesサブパネルのsaveオプションで作成されたハンドルとシェイプを含むファイルに移動してこれを選択します。
file ファイルパスを指定します。
overwrite/no overwrite
overwrite
モデル内のエンティティをファイル内のエンティティで上書きします。
no overwrite
モデルエンティティの現在の状態を保持します。
注: overwriteを選択すると、モデル内のシェイプとグローバルハンドルはすべて消去されます。
read handles ファイルからハンドルを読み出します。チェックマークのついたアイテムのみがファイルに読み込まれ、マークのついていないアイテムは無視されます。
read shapes ファイルからシェイプを読み出します。チェックマークのついたアイテムのみがファイルに読み込まれ、マークのついていないアイテムは無視されます。

Saveサブパネル

Saveサブパネルを使用し、グローバルハンドルとシェイプをファイルに保存します。

すべての形状とグローバルハンドルがファイルに保存されます。ただし、シェイプのグローバルハンドルとグローバルハンドルの摂動のみが保存されます。ローカルハンドルとローカルハンドル摂動はファイルに書き出されません。シェイプにローカルとグローバル両方の摂動が含まれる場合、グローバルハンドルの摂動のみがファイルに書き出され、節点に適用される拘束条件は保存されません。ハンドルの摂動として保存されたシェイプのみが、ファイルに書き出されます。

シェイプのファイルへの保存またはファイルからの読み込みは、Shapesパネルでも行うことができます。

loadおよびsaveでは、ローカルハンドルとドメインの定義が異なっていても、グローバルに定義された形状を1つのモデルから別のモデルに移動することが可能です。また、シェイプのテンプレートも保存できます。シェイプを読み込む際、摂動を起こさせるハンドルを名称によって検索します。したがって、異なるモデル内に同じ名称のグローバルハンドルが存在する場合、1つのモデル内のシェイプをファイルに保存し、そのファイルを別のモデルに読み出すことによって、2つのモデル間でシェイプを移動させることが可能です。このオプションについては、ファイルを読み込む際、形状のみを読み込み、ハンドルは読み込みません。
オプション 動作
browse 目的のファイルパスに移動し、保存するファイル名を指定します。
file ファイルパスを指定します。

実行ボタン

ボタン 動作
create 新規ハンドルを作成します。
load モデル内にデータを結合するための指定された基準値を使用して指定されたファイルに読み込みます。
reject ハンドルの作成または更新を取り消します。
review dep 選択されたハンドルの従属関係が表示されると同時に、選択されたハンドルから従属するハンドルに至るベクトルを画面上にプロットします。
review sym 対称性によりリンクされたハンドル間にベクトルをプロットし、選択されたハンドルの関連付けされた対称定義を表示します。
save 指定されたパスとファイル名でファイルを保存します。
update 選択されたハンドルを更新します。