NastranからLS-DYNAへの変換ツール

LS-DYNAに変換できるNastran

  • PSHELL
  • PSOLID
  • PBAR
  • PBARL
  • PBEAM
  • PBEAML

PSHELLから*section_shellへの変換

*Partカードは、pshellコンポーネントに関連付けられます。
  • LS-DYNAのプロパティ*section_shellが新規作成され、*Partカードに割り当てられます。
  • 元の材料IDが*Partに割り当てられます。
  • Nastranの板厚がT1 *section_shellカードに割り当てられます。
  • NastranのNSM値がMAREA LS-DYNAエントリに割り当てられます。

PSOLIDから*section_solidへの変換

*Partカードは、コンポーネントに関連付けられます。
  • LS-DYNAプロパティ*section_solidが新規作成され、対応する*Partカードに割り当てられます。
  • 元の材料IDが*Partに割り当てられます。

PBARから*section_beamへの変換

HyperWorksでは、共通のNastranプロパティを使用しているバー要素が1つのコンポーネントに移動するように、さまざまなコンポーネントが作成されます。
  • *Partカードは、このコンポーネントに関連付けられます。
  • ELFORM 2を指定したLS-DYNAプロパティ*section_beamが新規作成され、*Partカードに割り当てられます。
  • 元の材料IDが*Partに割り当てられます。
  • NastranのAフィールドはLS-DYNAのAREAエントリにマッピングされ、NastranのInertia I1 I2およびJは、対応するLS-DYNA値Itt IssおよびIrrに割り当てられます。

PBAR(ROD、TUBE、BARの各タイプ)から*section_beamへの変換

HyperWorksでは、共通のNastranプロパティを使用しているバー要素が1つのコンポーネントに移動するように、さまざまなコンポーネントが作成されます。
  • *Partカードは、このコンポーネントに関連付けられます。
  • ELFORM 1を指定したLS-DYNAプロパティ*section_beamが新規作成され、*Partカードに割り当てられます。
  • 元の材料IDが*Partに割り当てられます。
  • 非構造質量NSMは、ソルバー間で変換されます。
  • Pbarl-RODタイプの場合、NastranのエントリDIM1がLS-DYNAのTs1およびTs2に移動します。*section_beamカード内では、CSTエントリは値1に設定されます。
  • Pbarl-TUBEタイプの場合、NastranのエントリDIM1がLS-DYNAのTs1およびTs2に移動し、DIM2がLS-DYNAのエントリTT1およびTT2に割り当てられます。*section_beamカード内では、CSTエントリは値1に設定されます。
  • Pbarl-BARタイプの場合のみ、NastranのエントリDIM1がLS-DYNAのTs1およびTs2に移動します。*section_beamカード内では、CSTエントリは値0に設定されます。

PBEAMから*section_beamへの変換

HyperWorksでは、共通のプロパティを使用しているビーム要素が1つのコンポーネントに移動するように、さまざまなコンポーネントが作成されます。
  • *Partカードは、このコンポーネントに関連付けられます。
  • ELFORM 2を指定したLS-DYNAプロパティ*section_beamが新規作成され、*Partカードに割り当てられます。
  • 元の材料IDが*Partに割り当てられます。
  • NastranのAフィールドはLS-DYNAのAREAエントリにマッピングされ、NastranのInertia I1 I2およびJは、対応するLS-DYNA値Itt IssおよびIrrに割り当てられます。
    注: LS-DYNAには、I12値を保持する欄が用意されていません。I12値が得られても変換されません。

PBEAMLから*section_beamへの変換

中間断面を持つテーパ形状のNastranビームは変換で無視されます。
  • HyperWorksでは、共通のプロパティを使用しているビーム要素が1つのコンポーネントに移動するように、さまざまなコンポーネントが作成されます。
  • *Partカードは、コンポーネントに関連付けられます。
  • ELFORM 1を指定したLS-DYNAプロパティ*section_beamが新規作成され、*Partカードに割り当てられます。
  • 元の材料IDが*Partに割り当てられます。
  • 非構造質量NSMは、ソルバー間で変換されます。
  • Pbeaml-RODタイプの場合、NastranのエントリDIM1(A)はLS-DYNAのTs1に移動し、DIM1(B)はTs2に移動します。*Section_Beamカード内では、CSTエントリは値1に設定されます。
  • Pbeaml-TUBEタイプの場合、NastranのエントリDIM1(A)はLS-DYNAのTs1に移動し、DIM1(B)はTs2に移動します。NastranのエントリDIM2(A)はLS-DYNAのTT1に移動し、DIM2(B)はTT2に移動します。*section_beamカード内では、CSTエントリは値1に設定されます。
  • Pbeaml-BARタイプの場合、NastranのエントリDIM1(A)はLS-DYNAのTT1に移動し、DIM1(B)はTT2に移動します。NastranのエントリDIM2(A)はLS-DYNAのTS1に移動し、DIM2(B)はTS2に移動します。*section_beamカード内では、CSTエントリは値0に設定されます。