Add Linksパネル

Add Linksパネルは、既存のコネクターへのリンクエンティティの追加も使用します。

場所:connectorsモジュール

このパネルでは、コネクターへのリンクの追加、コンポーネントの追加ができ、更にいつどのようにしてリンクを作成するかを決定することができます。add link機能は、spot、seam、およびoptionsの各パネルのlink conservationの設定に影響を与えます。
注: Add Linksパネルでは、コネクター定義に既に存在するリンクエンティティを修正することはできません。


図 1.

パネルオプション

オプション 動作
location 新しいリンクエンティティが追加されるべきコネクターを選択します。
connect when リンクエンティティ情報をいつ追加するかを選択します。
now
リンクエンティティ情報を直ちに追加します。
このオプションでは、コネクターを正しく作成するために、リンクエンティティ(connect what)と層の数(# of layers)を指定する必要があります。
at fe-realize
コネクターのリアライズの際にリンクエンティティ情報を追加します。
リンクエンティティは投影およびコネクター位置からの接近の度合いによって決定されます。
このオプションでは、コネクターを正しく作成するために、リンクエンティティ(connect what)と層の数(# of layers)を指定する必要があります。
connect what リンクエンティティとして追加するエンティティタイプを選択します。
connect whenがnowに設定されている場合:
Components
選択されたコンポーネントの要素もしくは幾何形状のいずれかを結合します。
Surfaces
選択されたサーフェスに関連付けされた要素または幾何形状サーフェスのいずれかを結合します。
Tags
選択されたエンティティが層の数(# of layers)より多い場合、層の数に(接近の度合いにより)最も近いエンティティがリンクとして追加されます。
connect whenがat fe-realizeに設定されている場合:
Components、Properties
コネクターはエンティティ全体にリンクします。
Surfaces
コネクターは、1つまたは複数のサーフェスにリンクします。
Nodes
コネクターは、メッシュ内の節点に直接リンクします。
Elements
コネクターは、近傍のメッシュ要素にリンクします。
Tags
選択されたタイプの実際のエンティティは、有効な投影が可能な最も近いエンティティに基づき、有限要素作成時にコネクターに追加されます。
geom/elems 選択されたコンポーネント、または選択されたサーフェスに関連する要素か幾何形状を結合します。
# of layers コネクターの板厚 / 層の数を選択します。

2T、3Tおよび4Tコネクターについては、ポップアップメニューから選択します。5つ以上のエンティティの層を結合するコネクターについては、?を選択し、total =入力欄に層の数を入力します。

reconnect rule コネクターから有限要素を作成する際、HyperWorksは再結合のルールに基づいてリンクエンティティを探します。結合されるパートが変更または置き換えられた場合、このオプションが役立ちます。
注: connect whenがnowに設定されている場合にのみ有効です。
none
再結合のルールは定義されません。リンクエンティティが現在のモデル内に存在しない場合、この再結合ルールオプションのコネクターから有限要素は作成されません。
use id
選択されたリンクエンティティのIDを再結合に使用します。リンクエンティティが現在のモデル内に存在しない場合、この再結合ルールオプションのコネクターは、同じIDのエンティティを探します。
use name
選択されたリンクエンティティの名称を再結合に使用します。リンクエンティティが現在のモデル内に存在しない場合、この再結合ルールオプションのコネクターは、同じ名称のエンティティを探します。
add link from scratch 選択されたコネクターの層の数と定義されたリンクを削除し、層の数を再定義して新しいリンクを追加します。
search tol コネクターにリンクエンティティを追加する際、オプションのトレランス検索(search tol)を使って、妥当でないエンティティを排除します。
ヒント: コネクターは、異なるタイプのエンティティで作成することが可能です。例えば、一方をコンポーネントで、別のサイドはタグ選択によって1つのコネクターを定義できます。これは、connectorモジュールのcreateパネル上でエンティティタイプの1つを選び、そのエンティティを選択することによって行います。Add Linksパネルを使って、2番目のタイプでコネクターを更新します。
add links 指定された入力(十分であれば)でコネクターを作成します。
reject コネクターの更新を取り消します。

FAQs

異なるルールでコネクターに複数のリンクエンティティを追加することは可能ですか?
指定されたコネクター内の各リンクエンティティは、それぞれ異なるルールと状態を用い、異なるタイプのすべてのエンティティを参照することができます。
作成されたコネクターの層(板厚)の数(# of layers)は変更できますか?
コネクター内の板厚値の数は変更が可能です。変更は、Connectorブラウザから、もしくはコマンドファイルかTclスクリプトを介して行うことができます。
コネクターに追加された後にリンクエンティティの状態(要素または幾何形状)を変更することは可能ですか?
1つのエンティティがConnectorブラウザを用いて、もしくはスクリプトを介してコネクターに一旦追加されると、リンクエンティティは修正可能な状態となります。
コネクターに追加された後にエンティティの再結合ルール(by id、by name、none)を変更することは可能ですか?
1つのエンティティがConnectorブラウザを用いて、もしくはスクリプトを介してコネクターに一旦追加されると、エンティティ再結合のルールは、修正が可能となります。
コネクターに追加されたエンティティをそのコネクターから削除することは可能ですか?
コネクターに追加されたリンクエンティティは、Connectorブラウザを使って、もしくはコネクターコマンドを用いたスクリプトを介して削除することができます。
nowまたはat fe realizeオプションで作成されたコネクターにリンクエンティティを追加するには
Connectorブラウザを使用し、保存されているコネクターの情報を確認します。コネクターに追加できるエンティティの数は、板厚(T)値の数に依存します。コネクターに追加されるエンティティの数は、コネクター定義に既に存在する現在のリンクエンティティの数を板厚値から差し引いた数以下となります。エンティティを更に追加するには、厚みを増やし、エンティティを選択し、結合ルール設定します。