Spotパネル

Spotパネルを使用して、スポット溶接要素などのポイントコネクターを表すコネクターを作成します。作成されたコネクターからは、標準またはカスタム溶接要素を作成できます。

場所:connectorsモジュール

Spotパネルがアクティブなとき、モデリングウィンドウにはスポットタイプのコネクターのみが表示されます。その他のタイプのコネクターのグラフィックスは、このパネルを終了するまで表示されません。

サブパネルの編成

Spotパネルは多くのサブパネルから構成されます。各サブパネルの情報は互いに独立しており、あるサブパネルでの設定が別のサブパネルに影響することはありません。またサブパネルの情報は、Spotパネル内に留まっている間は、その内容が失われることはありません。従って、サブパネル間を行き来しても変更内容は失われません。ただし、Spotパネルを離れ、再び戻ってきた場合は設定を失う可能性があります。
Spotサブパネル
スポットコネクターを作成してリアライズします。
Createサブパネル
スポットコネクターを作成しますが、リアライズはしません。
Realizeサブパネル
既存のスポットコネクターをリアライズします(作成や編集はできません)。
Editサブパネル
既存のスポットコネクターを編集します。
Spot、Create、Realizeの各サブパネルでは、同じ組み合わせの入力コントロールが使用されます。
  • 最初のカラムには、コネクターの作成とリンク認識に関するすべてが収められています。
  • 2つ目のカラムは、リアライゼーションタイプ、ポストスクリプトとプロパティの割り当てに関するものが収められています。
  • 3つ目は、リンクエンティティへの最終的結合に関するものが収められています。

コネクター作成とリンク検出のオプション

オプション 動作
location 作成するコネクターの場所を選択します。
nodes
既存の節点(仮の節点も可)を選択します。
points
既存のポイント(固定ポイントまたは自由ポイント)を選択します。
nodelist
節点を選択し、spacingまたはdensity、更にend offsetを指定します。
選択された節点は、実際のラインとして使用されるスムースラインを作成するために内部的に使用されます。preserve nodesチェックボックスが選択されていない限り、コネクターは、選択された節点位置を記憶しません。
lines
ラインを選択し、spacingまたはdensity、更にend offsetを指定します。
add location node as link 選択した位置の節点を、link type節点の追加リンクとして保存します。

このチェックボックスは、節点で位置を定義している場合に表示されます。多くのリアライゼーションタイプは、リンクとしての節点と共に機能しません。これらのリアライゼーションタイプが選択されると、オプションが提供されます。

注: コネクターは、異なるタイプのエンティティで作成することが可能です。例えば、一方をコンポーネントで、別のサイドはアセンブリ選択によって1つのコネクターを定義できます。これは、エンティティタイプの1つを指定し、そのエンティティを選択することによってコネクターの作成を可能にします。Connectorブラウザのadd links機能、またはAdd Linksパネルでのコネクターの更新によって2つ目のエンティティが追加されます。
spacing / density
spacing
ライン上の各溶接位置間の距離。
density
ライン上の溶接位置の数。
溶接ポイントの数は、Connector Optionsパネルで指定されたend offset(またはhalf spacing)値を考慮し、ラインの長さと指定されたspacingに基づいて、最も近い整数が使用されます。half spacingオプションについては、結合節点間の距離は、ラインの長さと結合節点の数を基に計算されます。
preserve nodes コネクターを作成してリアライズしたときの節点位置を保持します。
注: locationをnodelistまたはnodepathに設定している場合にのみ使用できます。
split to points
ラインを個々のポイントで分割し、各位置にスポットコネクターを作成します。
注: locationがnodelist/nodepathかby a lineのいずれかに設定されているときのみ有効です。
connectors リアライズするコネクターを選択します。
connect what リンク候補となるエンティティを選択します。リンク候補は、選択されたリンクタイプ特有のエンティティで、リアライゼーション時に結合されるものです。トレランス範囲の外のエンティティは、含まれません。
comp
リンクエンティティとして追加するコンポーネントを選択します。
結合対象を選択されたコンポーネントの要素もしくはジオメトリのいずれかから選択できます。
assem
リンクエンティティとして追加するアセンブリを選択します。
結合対象を選択されたアセンブリの要素もしくはジオメトリのいずれかから選択できます。
surf
リンクエンティティとして追加するサーフェスを選択します。
結合対象を選択されたサーフェスに関連付けされた要素またはジオメトリサーフェスのいずれかから選択できます。
elems
リンクエンティティとして追加する要素を選択します。
nodes
リンクエンティティとして追加する節点を選択します。
タグ
リンクエンティティとして追加するタグを選択します。
リンクの状態 選択されたリンクエンティティの要素またはジオメトリのいずれかを結合します。
注: connect whatが、comps、assems、またはsurfsに設定されているときのみ利用可能です。
num layers

コネクター位置において何層を接合するかを指定します。

リンク検知が実行されたときに、与えられたトレランスと選択されたリンク候補によって有効なコネクター結合が構築されます。デフォルトでは、リンクは必要最小限に限定されます。spotsの層の数は、リンクの数と同じであることが普通ですが、フラップの場合はリンク数の方が少なくなることがあります。

spotコネクターでは、レイヤー数にauto を指定することができます。この指定により、リンク検出時に各コネクターにおいて正確な層数が特定され書き出されます。

tolerance

コネクターからの距離を決定します。

このトレランスの値内のエンティティのみがリンク検知と最終的なリアライゼーションの際に考慮されます。つまり、トレランスは、リンクの決定時とリアライゼーション時の2度使用されます。トレランスは、2つ目のステップにおいて適切なリンク対象が結合可能かどうかを見極めるのに使用されます。

コネクターの作成のみを行うCreateサブパネルにおいて、トレランスは、リンクを決定するのに使用され、コネクターに保存される必要はありません(ただし、トレランス欄の前にあるチェックボックスが選択されていない場合に限る)。この場合、別のトレランスが使用されます。

トレランスがリアライゼーションプロセスで使用される場合は、常にコネクターに書き込まれます。

connect when
リンク検知をいつ行うかを選択します。
now
リンクエンティティ情報をコネクター作成時に直接追加します。
at fe-realize
リンクに関する特定の情報を含まずにコネクターを作成します。
リンクは、コネクターの参照する位置と共に最終的なリアライゼーションが行われる際に決定します。
このオプションの使用は、すべての作成済みリンクをfe-realizeで再結合する際のルールを定義します。
re-connect rule
コネクターから有限要素を作成する際、HyperWorksは再結合のルールに基づいてリンクエンティティを探します。
ヒント: このオプションは、結合されるパートは変更または置き換されている場合に有用です。
none
再結合のルールは定義されません。リンクエンティティが現在のモデル内に存在しない場合、この再結合ルールオプションのコネクターから有限要素は作成されません。
リンクに再結合ルールが定義されない場合、リンクされたエンティティが削除されるとこのリンクはコネクターから消滅します。
use id
選択されたリンクエンティティのIDを再結合に使用します。リンクエンティティが現在のモデル内に存在しない場合、この再結合ルールオプションのコネクターは、同じIDのエンティティを探します。
use name
選択されたリンクエンティティの名称を再結合に使用します。リンクエンティティが現在のモデル内に存在しない場合、この再結合ルールオプションのコネクターは、同じ名称のエンティティを探します。
use rbe3 radius 通常、RBE3要素は、要素タイプ(quadface、triaface)により3つまたは4つの足を適切なHex節点の投影上に結合して作成されます。特に異なるメッシュサイズの場合、より正確を期すため、RBE3の半径を指定することで個々のRBE3要素とより多くの節点とを結合することができます。どのようなケースにおいても、少なくとも要素フェイスの1つが各RBE3要素に結合されます。


図 1. use rbe3 radiusが無効


図 2. use rbe3 radiusが有効

適切なリンクのすべての節点(ソリッドリンクの場合外側節点)が、投影ポイントの周りの半径範囲内にある場合、RBE3要素へ結合されるものとして考慮されます。フィーチャー角度も考慮されます。投影ポイントのフィーチャーエッジの逆側にある節点は、RBE3要素には結合されません。

有効な場合は、次の各オプションを定義する必要があります:
rbe3 radius
検索範囲の半径を定義します。
feature center
半径の中心として使用する投影ポイントを定義します。
図 3. 個々のRBE3

図 4. クラスターの中心

weight factor
計算にどの式を使用するかを定義します。

逆分布

w i = 1 r i

正規分布

w e i = e r i 2 ( 0.5 · r ) 2
normalize rbe3 weights
個々のRBE3あたりのすべての重みを正規化できるようにします。

逆分布の正規化

w i = 1 r i i = 1 n 1 r i

正規分布の正規化

w e i = e r i 2 ( 0.5 · r ) 2 i = 1 n e r i 2 ( 0.5 · r ) 2
feature angle
考慮の対象とするフィーチャー角度を指定します。
注: リアライゼーションタイプがacm(汎用)の場合にのみ使用できます。

ポストスクリプトとプロパティ割り当てのオプション

オプション 動作
type
リアライゼーションタイプを選択します。リアライゼーションタイプは、有限要素表現の詳細記述です。
注: 指定可能なリアライゼーションのタイプは、コネクターのOptionsパネルのfe fileで読み込まれているコンフィグレーションファイルによって決定します。
post script treatment
特定のリアライゼーションタイプに使用される後処理用のスクリプトが必要かどうかを選択します。これらのスクリプトは、コネクターのリアライズに必要な材料、プロパティおよび接触の自動作成に使用されます。
default post script
有限要素コンフィグレーションにおいて後処理用のスクリプトが定義されているリアライゼーションタイプのためのデフォルトです。
user post script
独自に作成した.tclを選択し、それを使用します。ここで指定するファイルによって、有限要素表現において特殊な設定を行うことが可能になります。
no/skip post script
後処理スクリプトが定義されていないすべてのリアライゼーションタイプのデフォルトです。後処理用のスクリプトは使用されません。
elems to current comp / elems to connector comp
リアライズ時、有限要素表現がどのコンポーネントに保存されるかを選択します。
current comp
新規にリアライズされたコネクターをカレントのコンポーネントに保存します。
connector comp
新たにリアライズされた有限要素データは、コネクターが元々作成されたのと同じコンポーネントに保存されます。
注: post script treatmentがno/skip post scriptに設定された場合のみrealizeサブパネルで有効になります。
property treatment
プロパティの扱い方を選択します。
property
property=をクリックし、新規に作成された要素に割り当てるプロパティを選択します。
no property
プロパティは与えられません。
注: post script treatmentがno/skip post scriptに設定された場合のみ有効になります。
direct property assignment
プロパティを直接割り当てます。または、プロパティを保存先コンポーネントに割り当てます。
注: property treatmentがproperty =に設定され、ソルバーインターフェースがNastranOptiStructRadioss、またはAbaqusのいずれかに設定されている場合にのみ有効です。

固有のリアライゼーションのオプション

表 1. 共通のオプション
オプション 動作
diameter / use diameter mapping この値は、リアライズされた要素(ヘキサなど)のサイズが直径の値を基に作成されるACMなどのヘキサ要素ベースのリアライゼーション、または、直径は後処理に使用される特定のリアライゼーションタイプにおいて使用されます。

直径の値から、ヘキサ要素のフェイスのサイズが計算されます。 α = d 2 · π 4 .

ヘキサのパターン(複数ヘキサ)からの溶接ナゲットがある場合、円周上の2つの節点から直径が計測されます。


図 5. 六面体要素


図 6. 溶接ナゲット
diameter
単一の直径値を指定します。
use diameter mapping
Diameter Tableでフランジ板厚の範囲に割り当てた直径値を取得します。
直径の値を割り当てる際、フランジ厚の幅と共に考慮するメインのフランジ厚も指定できます。
表 2. ACMオプション
オプション 動作
thickness 六角形の寸法と位置の指定に使用する板厚オプションを選択します。
shell gap
シェル要素に接触するように六角形のスポットを投影します。
位置は、板厚には依存しません。
equival.(T1+T2)/2
RBE3要素を周囲のシェル要素に投影してそれらの要素に接続し、そのRBE3要素を使用して六角形要素を作成します。
このリアライゼーションは、シェル要素の板厚を使い、シェル要素からのヘキサ要素のオフセットを計算します。モデルが3層結合の場合、 acm (equivalenced-(T1+T2)/2)リアライゼーションがヘキサ要素を結合します。


図 7.
detached (T1+T2)/2
RBE3要素を周囲のshellstr要素に投影してそれらの要素に接続し、そのRBE3要素を使用して六角形要素を作成します。
このリアライゼーションは、シェル要素の板厚を使い、シェル要素からのヘキサ要素のオフセットを計算します。モデルが3層結合の場合、 acm (detached-(T1+T2)/2)リアライゼーションはヘキサ要素とは結合しません。


図 8.
mid thickness
ヘキサスポットのサイズ(厚み)を、結合した2つのパート間のギャップとして計算します。ギャップが存在しない、あるいは貫通している場合、ヘキサスポットのサイズは常に1.0でモデル化されます。
const thickness
ヘキサスポットのサイズ(厚み)を指定します。
maintain gaps
ヘキサスポットサイズ(厚み)を、ギャップを保持するために指定した値の1/2に短縮したギャップ距離として計算します。
位置は、板厚には依存しません。
num hexas 1個、4個、8個、12個、16個、または32個のヘキサで構成するヘキサクラスターを作成します。それぞれのヘキサは事前に定義したパターンで配置します。


図 9.
注: ACMのすべてのリアライゼーションタイプで使用できます。
coats 厚み方向に必要なヘキサ要素の数を定義します。複数のソリッド層をサポートします。
orthogonal faces 全面的に直交形状のヘキサを強制的に作成します。


図 10. . 左端の2つのリアライゼーションは、直交フェイスのオプションを有効にして実行されています。
注: num hexasを1に設定した場合に、あらゆる種類のACM溶接で使用できます。
表 3. シーリングのオプション
オプション 動作
create vector シーリングリアライゼーション時に作成されるCBUSH要素ごとに直交ベクトルを作成します。これらのベクトルは、関連するPBUSHカードで定義される剛性のため重要となるCBUSH要素のオリエンテーションを指定する際に使用されます。
表 4. 五面体のオプション
オプション 動作
width 五面体の長さを指定します。
注: penta (mig + L)、penta (mig + T)、penta (B)が利用可能です。
depth Pentaの深さを指定します。
注: penta (mig + L)、penta (mig + T)、penta (B)が利用可能です。
fitted/equilateral/ equilateral-fitted
ペンタのサイズと形状を選択します。
fitted
ペンタの1つのエッジの長さは投影距離と同じで、他のエッジの長さはwidthの値で定義されます。ペンタは直角三角形を有します。


図 11. 例:Fitted
equilateral
二等辺のペンタを作成します。足の長さはwidthの値で定義されます。


図 12. 例:Equilateral
equilateral/fitted
fittedとequilateral の組み合わせ。このオプションを選択した場合、widthを指定する必要はありません。


図 13. 例:Equilateral/Fitted
注: penta (mig + L)が利用可能です。
right-angled
二等分線中心に直角三角形のペンタが作成されます。このチェックボックスを非選択にし、適合角度のペンタを作成します。


図 14. 直角 T-溶接 Pentaが法線の両側に作成される。


図 15. 適合角度 T-溶接 Pentaが法線の両側に作成される。
注: penta (mig + T)が利用可能です。
both sides/positive sides/negative sides
Pentaを法線のどちら側に作成するかを選択します。
(mig + L)
負の側を、結合がそれぞれ平行となる場所とします。90°に近い角度(88°から90°)フリーエッジ位置のシェル要素が最初に見つかった要素の法線の角度が、どちら側が正または負であるかを決定します。




図 16. 例:(mig + L)
(mig + T)
通常、鈍角を持つサイドが正となります。90°に近い角度(88°から92°)フリーエッジ位置のシェル要素が最初に見つかった要素の法線の角度が、どちら側が正であるかを決定します。




図 17. 例:(mig + T)
(mig + B)
最初の結合ポイントの要素法線があるサイドを正とします。




図 18. 例:(mig + B)
注: penta (mig + L)、penta (mig + T)、penta (B)が利用可能です。
表 5. RBE3(荷重伝達)のオプション
オプション 動作
use shortest projection for center/use connector position for center/use coarse mesh for center
use shortest projection for center
最も近い節点がRBE3要素の中心になります。
リアライゼーション時、コネクター位置とtoleranceをベースにした場合、最も近いリンクは指定された層の数 (num layer)を上限に設定されます。その他のリンク候補は次のステップで考慮されません。最も近い節点が決定され、RBE3要素の中心となります。この中心位置をベースに、与えられたトレランス(中心節点からの距離)内にあるすべての節点と残りのリンクに属する節点はRBE3要素に結合されます。
コネクターがオプションadd location node as linkと共に作成された場合、オプションuse shortest projection for centerは無視され、リンクされた節点はRBE3要素の中心となります。
use connector position for center
コネクターの位置がRBE3要素の中心となります。
use coarse mesh for center
リアライゼーション時、コネクター位置とtoleranceをベースにした場合、最も近いリンクは指定された層の数 (num layer)を上限に設定されます。その他のリンク候補は次のステップで考慮されません。残りのリンクから、最も近いメッシュが特定され、メッシュ上の節点(直交するコネクター投影に近い)がRBE3要素の中心となります。この中心位置をベースに、与えられたトレランス(中心節点からの距離)内にあるすべての節点と残りのリンクに属する節点はRBE3要素に結合されます。
コネクターがオプションadd location node as linkと共に作成された場合、オプションuse shortest projection for centerは無視され、リンクされた節点はRBE3要素の中心となります。
max nodes per layer RBE3要素に結合されるレイヤーあたりの最大節点数を指定します。指定可能な最小節点数は3です。
表 6. CWELDオプション
オプション 動作
use shortest projection for center/use connector position for center
use shortest projection for center
コネクター位置から、最も近い節点(シェルまたはソリッド)が識別されます。この節点はGS節点となります。
節点がリンクとして定義されている場合、このオプションは無視され、中心のコネクター位置が選択されます。
use connector position for center
コネクター位置は、GS節点に使用されます。
コネクターに節点リンクが定義されている場合、この節点はGS節点となります。これは、SPC節点と結合されているCWELDの作成に使用することができます。
コネクターがリンク(シェル、ソリッド、1D要素)の既存節点に非常に近い場合、この節点はGS節点となります。
コネクターが空間内のどこかにある場合、仮の節点がその位置に作成され、それがGS節点となります。
注: (nodetypeにGS(point to face)選択時のタイプCWELD(general)のときにのみ有効です。)
CWELD Type CWELDタイプ定義を選択します。
  • ELEMID
  • GRIDID
  • PARTPAT
  • ELPAT
  • ALIGN
注: CWELD (general)タイプのときのみ有効です。
Nodetype 節点タイプを選択します。使用できる節点タイプは、選択したCWELDタイプに応じて決まります。
ELEMID
GA-GB
GS (face to face)
GS (point to face)
GRIDID
GA-GB
GS (face to face)
GS (point to face)
PARTPAT
GA-GB
GS (face to face)
ELPAT
GA-GB
GS (face to face)
ALIGN
GA-GB

GS (face to face)



GS (point to face)



   
注: CWELD (general)タイプのときのみ有効です。
recenter GS 当初のGS位置は、節点GAと節点GBの間に再配置されます。再配置後、2度目の投影が実行され、正しい節点 / 要素IDが特定されます。


図 19.
注: nodetypeにGS(point to face)選択時のタイプCWELD(general)のときにのみ有効です。
centered quad CWELD節点が必ずCQUADの重心近くに配置されるように、リアライゼーション時にメッシュが修正されます。
quad size欄に四角形要素のサイズを指定するか、centered quadをクリックして、追加のオプション設定を行います。
centered quad tolerance
size tol
要求された四角形要素のサイズからの逸脱の許容最大値を指定します。
Size tolは次の式を使用して計算されます:
absolute value ( current quadsize - requested quadsize ) requested quadsize
デフォルト値は0.25に設定されます。これにより、たとえば要求された四角形要素のサイズが4の場合、結果のサイズとして5が許容されます。
特定の四角形要素のサイズが要求されていない場合は、この許容値が使用されます。また、要求される四角形要素のサイズには、その領域の平均メッシュサイズが使用されます。
position tol
cweld節点と四角形要素の中心との距離の許容最大値です。
Position tolは次の式を使用して計算されます:
absolute distance ( center of current quad - cweld node ) position tolerance requested quadsize < 1
デフォルト値は0.25に設定されます。これにより、たとえば四角形要素のサイズが4の場合、cweld節点と要素の中心との間で1未満の距離が許容されます。
特定の四角形要素のサイズが要求されていない場合は、この許容値が使用されます。また、要求される四角形要素のサイズには、その領域の平均メッシュサイズが使用されます。
centered quad mesh imprint
選択した設定に応じ、ワッシャーの保持設定を使用して、スポットコネクター付近のワッシャー要素を修正できます。


図 20. centered quad mesh imprintオプションを適用する前のメッシュ
No washer preservation
ワッシャー要素を通常の要素と同様に処理します。ワッシャーは保護されないため、周囲の要素とともにリメッシュされる可能性があります。


図 21. centered quad mesh imprintをno washer preservationに設定した場合のメッシュ
Preserve washer, allow remesh
ワッシャー領域を引き続き認識できるように、ワッシャー要素のみをリメッシュします。


図 22. centered quad mesh imprintをpresesrve washer, allow remeshに設定した場合のメッシュ
Preserve washer, no remesh
リアライゼーションのインプリント時に、ワッシャーは変更されません。このオプションを使用した場合、ワッシャーメッシュが変更されないことにより付近のスポットコネクターが正常に作成されない可能性があります。


図 23. centered quad mesh imprintをpresesrve washer, no remeshに設定した場合のメッシュ
feature angle
メッシュの節点がサーフェスに関連付けられていない場合、保護する必要のある可能性のあるフィーチャーを特定するには、フィーチャー角度が必要となります。デフォルトでは、この値は30.0度に設定されます。最小値は10.0度です。フィーチャーは、領域をインプリントするために閉じられている場合は、保護されません。
注: これは、CWELD (general)、CWELD (GA-GB ELEMID)、およびCWELD (GA-GB GRIDID)タイプにのみ有効です。

リンクエンティティとの最終的な結合のオプション

オプション 動作
mesh dependent/mesh Independent
リアライゼーションは節点結合を必要とするかどうかを決定します。
mesh independent
節点接合を必要としない、また結合が最初にソルバー特有のカードで定義されている、あるいは結合されるべき節点が円筒で定義されている場合。
mesh dependent
その他のすべてのケース。
adjust realization / adjust mesh
adjust realization
節点位置を保つために直角でないリアライゼーションを許容するなど、リアライゼーション自体を調整します。
adjust mesh
正しいリアライゼーションを確実にするため、移行用要素の作成やリメッシュを行いメッシュを局所的に調整します。
注: mesh independentが選択された場合にのみ有効です。
quad transition / remesh / smooth メッシュ調整オプションを選択します。
quad transition
移行メッシュとして四辺形要素を作成します。
remesh
より良いリンクを得るため、リンクされたエンティティをリメッシュします。
smooth
投影ポイント位置内に各レイヤーの最も近い節点を移動させてメッシュを調整します。このオプションは、要素IDまたは節点IDのどちらも変更されず、要素トポロジーも変更されることがないのが利点です。
注: mesh dependentとadjust meshを選択した場合にのみ使用できます。
imprint / skip imprint
imprint
2つの異なるリンクエンティティから2つのメッシュをマージし、両方をマッチさせる移行メッシュを作成するための手法です。
skip imprint
close-setコネクターの移行用四角形要素をオーバーラップさせそれぞれのメッシュに反映させます。これは、1つまたはそれ以上のリアライゼーションのエラー原因となり得ます。
注: mesh independent、adjust meshおよびquad transitionが有効な場合にのみ利用可能です。
resolve conflicting imprints 重なり合う移行メッシュ間の競合を自動的に解決します。矛盾する領域が大きい場合は、手動での調整を必要とする可能性があります。
注: mesh independent、adjust mesh、quad transitionおよびimprintを選択した場合にのみ使用できます。
allow snapping
注: mesh independent、adjust meshおよびquad transitionが有効な場合にのみ利用可能です。
quad size 移行四角形の優先サイズを指定します。Connector Optionsパネルのデフォルトの要素サイズを使用するには、このチェックボックスをオフにします。
注: mesh independent、adjust meshおよびquad transitionが有効な場合にのみ利用可能です。
find nearest nodes / project and find nodes / ensure projection リンクを構築するために、リンクしたエンティティでの節点位置をリアライゼーションでどのように調整するかを指定します。
注: adjust realizationを選択している場合にのみ使用できます。

Editサブパネル

オプション 動作
connectors 編集するコネクターを選択します。

editボタンをクリックすると、新たに選択した設定に基づいて、選択したコネクターが更新されます。コネクターはアンリアライズされます。コネクターはアンリアライズされます。

spacing = / density =
spacing
ライン上の各溶接位置間の距離。
density
ライン上の溶接位置の数。
end offset= / half spacing
end offset =
最初と最後の溶接位置をラインの終端からこの値によってオフセットします。
half spacing
最初と最後の溶接位置をラインの終端から溶接位置間の距離の半分だけオフセットします。
split to points
ラインを個々のポイントで分割し、各位置にスポットコネクターを作成します。
注: locationがnodelist/nodepathかby a lineのいずれかに設定されているときのみ有効です。