PARAM, THCNTPEN

バルクデータエントリ 熱接触解析で使用されるペナルティ係数を制御します。

パラメータ 説明
THCNTPEN <AUTOLOWHIGH> PARAM, THCNTPENは、熱接触解析で使用されるペナルティ係数を制御します。
AUTO(デフォルト)
周囲にある要素の熱伝導に基づいて、接触 / ギャップ要素ごとに熱伝導の値を決定します。
LOW
周囲の要素の熱伝導と比べて各接触 / ギャップ要素の熱伝導を低下させる、低いペナルティ係数を与えます。収束が困難になったときに使用できます。
HIGH
周囲の要素の熱伝導と比べて各接触 / ギャップ要素の熱伝導を向上させる、高いペナルティ係数を与えます。熱伝導をより強力にするために使用できます。

コメント

  1. 理論的に、熱伝導値が高くなると完全導体となりますが、値が過度に高いと、熱伝導マトリックスの状態が不安定になる可能性があります。そのような場合は、熱伝導の値を減少させるか、接触のクリアランスと圧力に基づいた熱伝導を用いると改善される可能性があります。
  2. このパラメータは、PCONTHTバルクデータエントリのKCHTCフィールドおよびPGAPHTバルクデータエントリのKAHTフィールドに影響します。