PARAM, UCORD

バルクデータエントリ 質量慣性モーメントが出力される座標系を指定します。質量慣性モーメントを計算するポイントを制御するためにも使用できます。

パラメータ 値 説明
UCORD <CID>

整数 ≥ -1

 PARAM,UCORDは、質量慣性モーメントや重心などの質量関連のプロパティの計算を制御します。PARAM,GRDPNTとOUTPUT,MASSPROPの両方の出力を制御します。これらのプロパティの値が解析および最適化に使用される場合には、これらにも影響します。したがって、重心および慣性のモーメントの応答による最適化では、これらはPARAM,UCORDの影響を受けることになります。
-1（デフォルト）
重心の周りの質量慣性モーメントが計算され、基準座標系で出力されます。
0
基準座標系の原点の周りの質量慣性モーメントが計算されます。出力値は、基準座標系で表されます。
> 0
重心の座標は座標系CIDで表されます。重心の周りの質量慣性モーメントが計算され、座標系CIDで表されます。

コメント

  1. PARAM, UCORDが指定されていない場合、CID = -1の場合、または指定されたCIDが見つからない場合は、PARAM, GRDPNTのすべての値は基準座標系を参照して相対的に計算されます。
  2. PARAM,UCORDが指定されていない場合、または指定されたCIDが見つからない場合は、重心が基準座標系で出力され、その重心について関連する質量プロパティが計算されます。これは、解析で使用される値と、OUTPUT,MASSPROPに対して適用されます。
  3. PARAM, GRDPNTが入力デック内で指定されていない場合、PARAM, UCORDの値と関係なく、重心と慣性モーメントは出力されません。
  4. PARAM, GRDPNTの値は、OUTPUT, MASSPROPを介した重心位置および質量慣性モーメントの出力には影響を与えません。