PARAM, RECOVER

バルクデータエントリ 区分モード合成(CMS)時に生成される縮約座標系のモードの代わりに、完全構造全体モード形状出力を要求できるようにします。

パラメータ 説明
RECOVER <LBUB> 区分モード合成(CMS)時に生成される縮約座標系のモードの代わりに完全構造全体モード形状が要求される周波数範囲の下限(LB)および上限(UB)を表します。
LB(実数 > 0.0、オプション)
周波数が“LB”より高い完全構造のモード形状が、.op2ファイルに出力されます。
UB(実数 > 0.0、必須)
周波数が“UB”より低い完全構造のモード形状が、.op2 ファイルに出力されます。

コメント

  1. このパラメータを使用して、局所モードをフィルタリングすることで、構造の全体モード形状のみを抽出します。この設定では、GUYANオプションが指定されたCMSMETH(または動的モードを含まないように上限が非常に小さく設定されたCBN)およびASETが必要です。また、MODELカードをALLに設定する必要もあります。ASETによって全体モード形状を適切に捕捉できるように、ユーザーがASETを配分する必要があります。
  2. 出力用には、.op2ファイルのみがサポートされています。
  3. 以下の実装例は正しくなく、エラーとなります。
    • PARAM, RECOVER, 30.0, 20.0UB < LBのため)
    • PARAM, RECOVER, ,0.0UB 0のため)

デフォルト

  1. CMSの間(のみ)に生成される縮約座標系のモード形状は、このパラメータがデック内に存在しない場合に出力されます。
  2. PARAM, RECOVERが入力され値が指定されていない場合、プログラムはエラーとなります。
  3. LBの指定は任意であり、LBを指定しない場合のデフォルトは0.0となります。