PARAM, TRAKMETH

バルクデータエントリ モードトラッキング用に採用する基準を選択するために使用します。

パラメータ 説明
TRAKMETH <012>
デフォルト:
  • このパラメータの値は、入力ファイルに含まれない場合は0です。
  • このパラメータが入力ファイルに含まれているものの、何も値が設定されていない場合、プログラムの実行はエラーになります。
TRAKMETHは、モードトラッキング用に採用する基準を選択するために使用できるパラメータです。
現在の実装で選択可能なトラッキング基準は、次の3つです:
  • 質量直交性チェック(CORC)
  • モード信頼性評価基準(MAC)
  • モード信頼性評価基準の平方根(MACSR)
0(デフォルト)
モードトラッキング用に質量直交性チェック(CORC)基準が使用されます。これにより、再解析後に現在および前の固有ベクトルの質量直交性チェックが実行されます。CORCは次のように実装されます:
CORC(Φ(k1),Φ(k))=(Φ(k1))TM(k)Φ(k)
1
モードトラッキング用にモード信頼性評価基準の平方根(MACSR)基準が使用されます。この基準は、基本的に、現在および前の固有ベクトルに関連付けられた2つの単位ベクトルの内積を計算します。MACSRは次のように実装されます:
MACSR(Φ(k1),Φ(k))=(Φ(k1))TΦ(k)|Φ(k1)||Φ(k)|
2
モードトラッキング用に標準のモード信頼性評価基準(MAC)が使用されます。MACは次のように実装されます:
MAC(Φ(k1),Φ(k))=[(Φ(k1))TΦ(k)|Φ(k1)||Φ(k)|]2
ここで、
Φ(k)
現在の固有ベクトル
Φ(k-1)
前の固有ベクトル
M(k)
質量マトリックス

コメント

  1. モードトラッキングをアクティブ化するには、PARAM, MODETRAK, YESまたはサブケースセレクターMODTRAK = YESを入力ファイルに追加する必要があります。