PARAM, VMOPT

バルクデータエントリ 仮想質量マトリックスがモーダル動的サブケースの通常の質量マトリックスに含まれることをユーザーが止めることを可能にします。このようなケースでは、仮想質量は固有値解析の後で付加され、仮想質量マトリックスに基づいて修正されます。

パラメータ 説明
VMOPT <整数 = 012>
= 0(デフォルト)または1
流体の仮想質量が全ての計算で質量マトリックスに含まれます。これは構造の流体連成サーフェスにおける密な質量マトリックスのための、計算時間の増加を引き起こすことがあります。
=2
固有値計算はMFLUIDによる質量の付加無しで実行され、ドライモードが計算されます。2番目の固有値解析は流体連成モードを得るために実行され、これらがモーダル動解析に用いられます。求解は非常に小さな精度のロスだけでずっと高速化されます。

コメント

  1. ドライモードの.outファイルと.h3dファイルへの出力はPARAM, VMOPT, 2が指定された時のみ可能です。
  2. PARAM,VMOPT,1が指定されている場合のMFLUIDによる質量は、PARAM,VMMASS,YESも指定されている場合のみ、Grid Point Weight Generator出力で.outファイルに含められます。
  3. VMOPT,2で正確なウェットモードの結果を生成するためには、ドライモードの数を所望のウェットモードの数の2~4倍(流体の密度に応じて、さらにはそれ以上)に要求することが推奨されます。流体の密度が大きい場合には、ドライモードに基づくウェットモードの精度を維持するために、必要とされるドライモードの数をそれに応じて大きくしてもかまいません。