PARAM, TRAKMTX

バルクデータエントリ 最適化実行中のモードトラッキングマトリックスの出力を制御します。

パラメータ 説明
TRAKMTX <01>
デフォルト:
  • このパラメータの値は、入力ファイルに含まれない場合は0です。
  • このパラメータが入力ファイルに含まれているものの、何も値が設定されていない場合、プログラムの実行はエラーになります。
TRAKMTXは、最適化時のモードトラッキングマトリックスの出力を制御するパラメータです。
0(デフォルト)
モードトラッキングマトリックスは、出力ファイルに出力されません。
1
モードトラッキングマトリックスは、反復計算ごとに出力ファイルに出力されます。
以下に、モードトラッキングマトリックスの例を示します。この例は、以下のことが前提となっています:
  1. 最初の5つのモードがトラッキングされます。
  2. 解析ごとに10個のモードが計算されます。
  3. PARAM, MFILTER は、0.7にセットされます。

モードトラッキングマトリックス:

[ 1.0 0.2 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.7 0.2 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 0.2 0.3 0.7 0.4 0.2 0.1 0.0 0.0 0.0 0.2 0.1 0.8 0.4 0.3 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.4 0.2 0.1 0.1 0.1 ]

上記のマトリックスに基づいて、(前の反復計算の)モード1は(現在の反復計算の)モード1までトラッキングされます。モード2はモード2までトラッキングされます。モード3はモード4までトラッキングされます。モード4はモード3までトラッキングされます。モード5は、現在の反復計算では10個のうちどのモードへもトラッキングできません(境界外)。

コメント

  1. モードトラッキングマトリックスの各要素は、特定のモードトラッキング基準を使用して計算された、2つの固有ベクトルの相関値を格納します(PARAM, TRAKMETHをご参照ください)。
  2. モードトラッキングをアクティブ化するには、PARAM, MODETRAK, YESまたはサブケースセレクターMODTRAK = YES を入力ファイルに追加する必要があります。